「Pay ID」が分割手数料無料のBNPL「Pay ID 3回あと払い」を提供開始

ECのミカタ編集部

購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が分割手数料無料のBNPL「Pay ID 3回あと払い」を11月18日(月)より提供開始

BASE株式会社(以下:BASE)はは2024年11月18日、購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」にて、BNPLの分割払い「Pay ID 3回あと払い」の提供を開始した。

ショップ、利用者共に分割手数料無料

「Pay ID」は、2023年4月より自社開発のBNPL「Pay ID あと払い」を提供している。「Pay ID」で決済された当月の支払い金額を翌月に一括で支払いできる「Pay ID 翌月あと払い」と、今回新たに開始した分割手数料無料の「Pay ID 3回あと払い」を提供しており、支払いは銀行口座振替かコンビニ払いのいずれかの選択が可能。利用明細は「Pay IDアプリ」で確認できる。

◆「Pay ID 3回あと払い」概要
▷提供開始時期:2024年11月18日
▷手数料:ショップの導入、購入者の分割払い利用ともに分割手数料無料
※「Pay ID 3回あと払い」の導入を希望するショップは審査申込が必要

◆ショップの導入審査
▷審査を通過したショップの支払い方法に「Pay ID 3回あと払い」が追加。
▷商品ページ内に「Pay ID 3回あと払い」の利用案内バナーが表示。

◆購入者の利用審査
▷「Pay ID 3回あと払い」の利用には審査が必要。初めて「Pay ID 3回あと払い」を利用した後に与信審査が実施され、個人情報の登録が必要となる。
▷「Pay ID 翌月あと払い」(一括払い)の与信枠は55000円。「Pay ID 3回あと払い」の審査に通過した場合、与信枠は最大30万円に増枠される。

※画像元:購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が分割手数料無料のBNPL 「Pay ID 3回あと払い」を11月18日より提供開始(BASE株式会社)

顧客単価が通常より2.27倍上昇

「Pay ID 3回あと払い」は、分割払いの手数料不要で商品の総額(送料を含む)を3回に分けて支払うことができるため、「商品の在庫があるうちに購入したいが、翌月のキャッシュフローが悪化する可能性があり今すぐに購入できない」という購入者の課題に向き合い、分割払いによる「柔軟な支払い体験」という価値を提供する。

導入ショップには「顧客単価の向上」「購入率の向上」といったメリットが期待できるだろう。実際、先行導入されたショップでは顧客単価が通常より2.27倍上昇(※1)するという実績も確認された。また、「Pay ID あと払いウィジェット」を掲載することで、購入率が最大で1.33倍向上(※2)したという実績もあるという。

※1:2024年10月31日〜11月14日までの実績値
※2:2024年1月〜9月の実績値の中の最大値

※画像元:購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が分割手数料無料のBNPL 「Pay ID 3回あと払い」を11月18日より提供開始(BASE株式会社)

未払いが発生した場合も全額保証

「Pay ID 3回あと払い」を導入することで、商品購入のハードルが下がり、より多くの購入者層にリーチすることが可能になるだろう。特に若年層やクレジットカードを利用していない層にとって、分割での支払いは大きな魅力となる。

また、購入者の支払いが3回に分かれても、ショップには翌月に全額入金される。万が一、分割決済で購入された商品に未払いが発生した場合も、全額保証されるためショップ側がリスクを負うことはない。

「Pay ID」は、「あと払い Pay ID」を通じて、ショップと購入者とって「期待する未来の早期実現」を叶える決済体験を提供できるよう、引き続き機能開発やキャンペーン企画等にも取り組むとしている。顧客の購入ハードルを下げ、より一層の売上拡大が見込める本サービスの影響に注目、期待したい。

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