ラストマイル物流特化のエニキャリとセイノーグループ「地区宅便コニポス」が連携 ポストインの当日・翌日配送対応へ

ECのミカタ編集部

ラストマイル・エニキャリとセイノーグループ「地区宅便コニポス」が連携、ポストインの当日・翌日配送対応へ

株式会社エニキャリ(以下:エニキャリ)は2024年11月18日、セイノーグループの株式会社地区宅便(以下:地区宅便)と提携し、地区宅便が提供するポストイン配送「コニポス」における新たな連携サービスを提供することを公表した。

「ADMS」を活用し「コニポス」の当日・翌日配送を実現

連携サービスでは、エニキャリ独自の配送管理システム「ADMS(アダムス)」を活用し、「コニポス」の当日・翌日配送を実現するといった体制強化を図る。

サービス統合や配送料の値上げなど小型宅配市場の変化が進む中、エニキャリと地区宅便の強みを掛け合わせ、配送効率や利便性の向上、コスト軽減を目指した取り組みとなる。また、両サービスを併用する場合、取引が一元化されるなどの利便性が見込めるだろう。

今回、エニキャリが担当する連携サービスの特徴は以下の通りだ。

◆迅速かつコスト効率の高い配送
エニキャリの配送管理システムを活用することで、配送コストを抑えながら、当日・翌日配送を実現。

◆高品質な対応
配送に関わるデータをエニキャリの配送管理システムで集積・分析することで、高い配送品質を実現し、荷物の追跡機能など、宅配大手と同等以上のサービスレベルをリーズナブルな価格で提供。

◆柔軟な2つの配送
企業のニーズに応じ、急ぎの配送にはエニキャリが担当する当日・翌日配送便、料金重視には地区宅便が担当する通常便の選択が可能。

配送の効率化と高品質化を可能とする配送管理システムを評価

地区宅便が2024年4月より提供するポストイン配送サービス「コニポス」は、提供開始依頼、多くの企業から問い合わせが寄せられる注目の高いポストインサービスである。

業界最安値を特徴とするサービスである一方、配送に3〜5日間を要するため、「当日配送」や「問い合わせ対応の充実」を重視する企業も存在したという。

こうした状況を背景に、当日配送のノウハウや、配送効率化と高品質化を可能とする配送管理システムを評価され、今回のエニキャリとの協業に至った。

従来の「コニポス」は、業界最安値のポストイン(ポスト投函)サービスとして引き続き提供され、当日・翌日配送を求める企業向けにエニキャリとの連携サービスを新たな選択肢として提供する予定だ。

両社はこれから早期の提供開始を目指し、連携サービスの構築を進めるとしている。迅速かつ高品質な配送の実現へ向けた取り組みとして、今後の動向に注目したい。


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