スクロール360、食品EC拠点として「大阪コールドセンター」を拡大 食品EC物流の支援体制をさらに強化
株式会社スクロール360(以下:スクロール360)は2024年12月3日、関西エリアにおいて、食品EC物流に対応した冷凍冷蔵倉庫の拠点を拡大したことを公表した。
関西エリアにて食品EC拠点を拡大
今回、関西エリア(大阪府)に新たに「大阪コールドセンター」として食品EC拠点を拡大し、食品EC物流の支援体制をさらに強化させた。同センターの特徴は以下の通りだ。
◆EC通販に特化した庫内オペレーション
ギフト対応、波動対応、販促物同梱、流通加工、出荷期限管理などのオペレーションが可能。
◆さまざまな食品商材に対応
冷凍宅配弁当・レトルト食品・スイーツ・惣菜など、さまざまな食品商材の対応実績を持つ。
◆温度帯の変更にも対応
温度帯による荷姿変更が可能。冷凍で保管している商品を解凍し、チルド品に変更して配送することができるため、食品の種類や用途(宅配食スキーム等)に応じた緩慢解凍の要望にも応える。
◆柔軟な配送ルートとキャパシティ
個人宅向けの配送はもちろん、店舗への配送にも対応できる配送ルートを所持。月間9万件の出荷実績もあり、大規模出荷の対応も可能となっている。
食品EC物流の支援体制をさらに強化
食品EC市場は、コロナ禍で急拡大を遂げ、コロナ収束後も緩やかに成長を続けている。
市場拡大に伴い、食品EC物流には多くの課題が指摘されており、スクロール360にも、課題に直面しているEC事業者から冷凍冷蔵食品に関する問い合わせが数多く寄せられているという。
こうした状況を背景に、同社は北海道の「石狩センター」、静岡県の「東海コールドセンター」、2024年6月にリリースした関東エリア(東京都・千葉県)の「東京・千葉コールドセンター」を通して食品EC物流の支援を続けてきた。
そして今回、食品EC物流の支援体制をさらに強化するため「大阪コールドセンター」として拠点を拡大させるに至った。
スクロール360は今後も、食品EC物流に対応した冷凍冷蔵倉庫を最大限に活用し、サービスの質を高めていくと同時に、マテハン導入やアライアンス企業との連携強化をさらに進め、食品EC事業者向けのサービス機能の拡充を積極的に推進するとした。食品ECの発展を支える存在として、今後の活躍に期待が寄せられるだろう。