楽天が「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」を発表 2025年のトレンドは「寄せ活」に?

ECのミカタ編集部

楽天、「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」を発表

楽天グループ株式会社(以下:楽天)は2024年12月5日、調査結果を基に予測した2025年の経済圏トレンドと、年末年始におすすめの「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天モバイル」「楽天ペイ」「楽天PointClub」などの楽天サービス活用術をまとめた「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」を発表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

経済圏の重要な決め手は「ポイント」

楽天グループが実施した「『経済圏の利用状況』に関する調査」(※1)によると、日常生活においてメインで利用している経済圏の数が「1つ」または「2つ」と回答した人が過半数となった。

回答者に経済圏を絞る決め手となった理由を聞いたところ、「ポイントを貯めやすい」と回答した人が最も多く(89.9%)、次に「ポイントを使いやすい」(64.3%)が続いた。

回答の上位6つがポイントに関する内容となっており、利用する経済圏の重要な決め手が「ポイント」であることがうかがえるだろう。

※1:複数回答:n=1万29、インターネット調査、2024年11月19日実施、実施機関:楽天グループ

※画像元:「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」を発表(楽天グループ株式会社)

※画像元:「楽天グループ 経済圏トレンド&活用術」を発表(楽天グループ株式会社)

2025年の経済圏トレンドとして「寄せ活」を予測

楽天は2025年の経済圏トレンドとして「寄せ活」を予測。「寄せ活」とは、経済圏を「1つ」や「2つ」に寄せてポイントを貯めたり、使ったり、増やしたりすることを指す。

同社は「新たなポイント経済圏の誕生や、各社のお得な経済圏プラン、キャンペーンの提供によって消費者の経済圏利用への意識が高くなる中、自分に合った経済圏に寄せて、ポイントを『貯める』『使う』『増やす』のサイクルを効率よく回し、お得な特典を受けやすくすることが、今後のトレンドになっていく」と想定している。

楽天経済圏における「寄せ活」に欠かせない代表的なプログラムが、「楽天市場」の「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」である。本プログラムは、楽天グループが提供する対象サービスの条件を達成すると「楽天市場」での買い物のポイント進呈倍率がアップするものである。

普段利用しているサービスを楽天サービスに寄せて、利用条件を達成するだけで最大17.5倍までポイントアップ可能。特に、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を使っているユーザーであれば「SPU」が誰でも毎日5倍になるため、寄せることでポイントが貯まることを実感しやすくなるだろう。

決済手段の「寄せ活」でポイントの3重取りが可能

楽天は今後のトレンドとして予測される「寄せ活」に対応するサービス活用術として、以下内容を提案している。

◆旅行で「寄せ活」
前月末までの1年間における1万円以上の国内宿泊回数に応じて、対象施設を予約した際の「楽天ポイント」進呈率がアップする「楽天トラベル ボーナスプログラム」を活用する。また、「楽天モバイル」の契約者が「楽天トラベル」で初めて海外旅行を予約した際に「楽天ポイント」を進呈するキャンペーンも実施。

◆固定費で「寄せ活」
「Rakuten最強プラン」の契約者特典として、「NBA Rakuten」や「パ・リーグSpecial」を追加料金0円で視聴可能なほか、「Rakuten TV」の一部コンテンツや「楽天マガジン」などのデジタルコンテンツを初回最大90日間無料で利用可能。また、「Rakuten Music」では、料金0円で30日ごとに5時間の楽曲再生が可能な「バンドルプラン」が利用できる。

◆決済で「寄せ活」
街の対象店舗での買い物では、自社ポイントに加えて「楽天ポイントカード」の提示で最大1.0%、チャージされた「楽天キャッシュ」は、「楽天ペイ」のコード決済(※2)に利用すると最大1.5%(※3)の「楽天ポイント」が還元されるので、最大2.5%のポイントの3重取りが可能。

こうした「寄せ活」でためたポイントは日々の買い物に利用するだけでなく、「楽天PointClub」の「貯めトクモード」で、自動で増やすことも可能だ。

物価上昇が懸念される中、こうしたポイント獲得に対する意識は一層強くなることが考えられるだろう。2025年以降の施策検討に、本調査内容を参考にしてみてはいかがだろうか。

※2:コード表示・QR読み取り・セルフでの支払いが対象です。オンラインでの支払いは対象外。
※3:一部対象外の店舗および支払い方法がある。対象外の店舗は詳細ページを確認。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事