佐川急便、迷惑メールやショートメール(SMS)について注意喚起

ECのミカタ編集部

佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください

佐川急便株式会社(以下:佐川急便)は2024年12月17日、同社を装った迷惑メールが届くという問い合わせが急増していることを公表した。本記事ではEC事業者向けに事例を紹介する。

不審なリンク先が記載された新規事例を紹介

今回、新規事例として「【重要】お荷物の配達について重要なお知らせ」という件名にて、以下のようなメール事例が紹介された。

※画像元:佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください(佐川急便株式会社)

迷惑メールに記載されているアドレスにアクセスしたり、添付ファイルを開いたりするとコンピューターウィルス等のマルウェアに感染する恐れがある。

「3日以内にオンラインでのご確認」「期限内に確認が行われない場合、配達手続きに遅延が生じる可能性」など、期日を設けることで冷静な判断を損なわせる文面が記載されているが、焦らず対処することを心がけるべきだ。

ショートメール(SMS)での案内にも注意

また、メールだけではなくショートメール(SMS)で届く事例として、以下のような内容も公表されている。

※画像元:佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください(佐川急便株式会社)

佐川急便では荷物の集配についてショートメール(SMS)による案内は行っていない。この事実を顧客に周知し、ショートメール(SMS)での案内がフィッシング詐欺の可能性が高いことを広く理解してもらう必要がある。

年末年始の繁忙期に向け注意喚起

佐川急便のWebサイトには、フィッシング詐欺の防止策として「EV-SSL証明書」を導入している。

この証明書によって、アドレスバーの鍵マークの横に「サイトを運営する組織名」の名称が表示され、鍵マークをクリックすることで「証明書を発行した認証局」の名称が表示される(※1)。

これらを確認することで正当なサイトであることを簡単に確認できるため、判断に迷った際はこちらの確認をおすすめする。また、迷惑メールか分からないなど、不明点が多い場合は、佐川急便Webサイト内の「ご意見・お問い合わせ」に連絡してほしい(※2)。

年末年始の繁忙期に向け、同様の事例が多発する可能性は高い。EC事業者は顧客への注意喚起を行うと同時に、被害にあってしまった場合の対処法についても周知しておきたい。

※1:アドレスバーの鍵マーク確認方法
※2:佐川急便に関するご意見・ご要望


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