海外向け化粧品卸専門会社としてアイスタイルトレーディングが設立

まず中華圏をターゲットとして展開

株式会社アイスタイルは、海外向け化粧品卸専門会社として、株式会社アイスタイルトレーディングを設立したと発表した。

まずは中華圏をターゲットとした事業展開をすすめるとのことである。

中国における化粧品全チャネルの市場規模は2013年の段階で3338.6億元（約6兆円）なのに加え、海外輸入商品市場は2013年に767億元（約1.48兆円）と、前年比58.8％の伸びを見せていた。

近年では日本の化粧品に対するアジア圏の女性の関心が顕著な高まりを見せていることもあり、中華圏の化粧品分野で展開する越境EC事業は今後も大きな成長が見込まれている。

なお今回の設立によってアイスタイルは、中華圏で販売を行う化粧品メーカーに対してマーケティング支援に加え、販売支援も可能となった。

市場参入において

加えてアイスタイルは、市場参入にあたり次の3つの取り組みを開始した。

1.アイスタイルトレーディングの設立
アイスタイルトレーディングを通じて、アイスタイルは海外の化粧品販売事業者に国産化粧品を卸す際の輸出業務を担い、物流面からのサポートを行う。

2.「聚美优品（JUMEI）」との販売提携
アイスタイルトレーディング卸先の第1弾として、化粧品分野では中国で最大のオンラインサイト「聚美优品（JUMEI）」運営のJumei International Holdings Limitedと、アイスタイルの連結子会社であるistyle Global (Hong Kong) Co., Limitedを通じて販売提携契約を締結した。

3.「天猫国際（Tmall Global）」への出店による越境ECへの参入
中国全土にオンライン取引プラットフォームを提供しているアリババグループが運営するBtoCオンラインショッピングモール「天猫」の中にある「天猫国際」へ、化粧品専門店「@cosme官方海外旗艦店」を1月中旬にプレオープンさせた。