母の日ギフト商戦の早期化が顕著、その理由は? ⺟の⽇.me調査
2025年の「母の日」は5月11日。Groov株式会社(以下、Groov)が運営する「母の日.me」は、同サイトで実施した「母の日に関する意識調査」から「母の日ギフト・プレゼントの購入時期に関する調査」の結果を公表した。本記事では一部の内容を抜粋して紹介する。
調査概要
調査内容:母の日ギフト・プレゼントの購入時期
調査人数:758人
調査元:Groov株式会社
◆出典:⺟の⽇.meより「母の日に関する意識調査」(Groov株式会社)
母の日ギフトは「4月中に決める」人が最多
「母の日に贈るギフトは、いつ頃に決めますか?」と質問をしたところ、「4月中には決める」が26.8%と、全回答選択肢の中で最も多くなる結果となった。
また、母の日まで約2カ月前にあたる「3月中には決める」という回答も4.7%あり、早めに購入を決める人も一定数いることが見受けられる。
「母の日ギフトの購入時期に関する質問です。母の日に贈るギフトは、いつ頃に決めますか?」に対する回答
母の日ギフトの「超早割商戦」も過熱気味
「母の日.me」では他の調査やここ数年のトレンドから、母の日ギフト商戦の早期化が進んでいる原因について、下記が影響しているのではないかと推測している。
◆開花時期の影響を受けない、お花以外の商品がギフト化され、多数の商品が発売されたこと
◆3月後半から4月のギフトイベントの空白期間であること
◆母の日ギフトにおけるインターネット通販の市場規模が増えてきたこと
◆母の日ギフト商戦が過熱し、少しでも早く顧客を取り込みたいと考える出品者が増えたこと
◆ゴールデンウィーク帰省のおもたせ・手土産としての需要が増えたこと
同サイトは、母の日のギフト商戦において、フラワーギフトだけでなく選択肢が多様化していることを指摘。その中で「獲得競争は自然と過熱し、価格等のお得感だけでなく、早期から顧客の囲い込みが発生していることが影響していると思われる」と分析している。
「超早割商戦」は3月からすでに活発化
同サイトは母の日ギフトの「超早割」商戦について、2025年は過熱気味であるとも。○月○日までに使える割引クーポン、○月○日限定、○月○日までに購入すれば金額割引など、小刻みに期限を設定し、お得感を演出する手法が多く見られるようになり、その頻度も多く、期間も年々短縮される傾向にあるという。
この手法は例年5月頃に行われるものだったが、2025年はすでに3月から活発に行われており「超早割商戦」をより一層過熱させる要因となっているとしている。
さまざまな背景から早期化がみて取れる、母の日のギフト商戦。「本番」まで残り50日あまり、関連事業者はしっかりと準備を進めつつ、最善の施策タイミングを検討していきたい。