楽天市場、「Rakutenグルメ館」で冷凍食品の販売を拡充 

ECのミカタ編集部

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楽天グループ株式会社(以下:楽天グループ)が運営する「楽天市場」は2025年3月21日、直営店舗として運営する「Rakutenグルメ館」において、食品会社や専門店との専売食品の共同開発を通じて冷凍食品の販売を拡充することを発表した。

第1弾はCoCo壱番屋と共同開発した冷凍カレー

「Rakutenグルメ館」での冷凍商品の販売拡充の第1弾として、同日に販売が開始されたのは、カレー専門店「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する株式会社壱番屋と共同開発した「旨さ極めたごろ肉ポークカリー」。

本商品は“日常の贅沢”をコンセプトとして、欧風カレーをベースに大きめの豚肉を使用した冷凍カレーで、公式サイトでは「スパイスの薫り」「ソースのコク」「肉の存在感」が特徴として挙げられている。

◆共同開発商品「旨さ極めたごろ肉ポークカリー」概要
▷販売開始日時:2025年3月21日20:00
▷販売価格:1食1875円(税込・送料別)、5食セット5975円(税込・送料込)
▷配送方法:クール冷凍便

さらに魅力的で特別感のある食品提案を目指す

「Rakutenグルメ館」は、全国の魅力的なグルメ商品の販売をコンセプトに、カレー、ラーメン、スイーツなど約1000点の商品を取り扱っている(※1)。

楽天グループによると、商品群の中でも特に冷凍食品の人気が高まっており、流通総額は2022年から2024年にかけて約2.1倍に伸長しているという(※2)。こうした需要拡大を受け、「より魅力的で特別感のある食品をユーザーに提案することを目指して」食品開発のノウハウを持つ企業や専門店と協業し、「Rakutenグルメ館」専売の冷凍商品を開発・販売することとなった。

一般社団法人日本冷凍食品協会が2024年に発表した「“冷凍食品の利用状況”実態調査結」によれば、冷凍食品の購入場所として「通信販売」と回答した割合は男女ともに10%以下(※3)。実店舗での購入の多いジャンルだが、それだけにECの伸びしろがあるとも言える。販売拡充を打ち出した「Rakutenグルメ館」の今後の展開に注目したい。

※1:2025年3月10日時点の「Rakutenグルメ館」における取扱商品点数
※2:「Rakutenグルメ館」での2022年1月1日~2022年12月31日と2024年1月1日~2024年12月31日における冷凍食品の流通総額を比較

※3:参考「令和6年 “冷凍食品の利用状況”実態調査について」(一般社団法人 日本冷凍食品協会)


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