福山通運とロジスティードが協創し、4月から中継長距離輸送を開始

ECのミカタ編集部

2 社協創による中継長距離輸送を開始 トライアル輸送の様子

福山通運株式会社(以下、福山通運)とロジスティード株式会社(以下、ロジスティード)は2025年4月から、トレーラー・トラクター方式(※1)による中継長距離輸送を開始することを公表した。
※1:中継拠点でそれぞれのトラクターを交換する輸送方式

福山通運 浜松支店を中継拠点に

中継輸送は、一つの輸送行程を複数人のドライバーで分担する輸送方法であり、長距離輸送におけるドライバーの日帰り勤務を実現する方法の一つ。

関西発・関東方面向けの貨物の多い福山通運と、関東発・関西方面向けの貨物が多いロジスティードは、その運行を組み合わせることで物流の効率化を目指すべく検討し、トライアル輸送(2024年12月)を経て今回、2025年4月から本格稼働することとなった。

両社が運用開始を予定しているトレーラー・トラクター方式による中継輸送では、福山通運の浜松支店を中継拠点とし、以下の内容で輸送を実施する。

◆福山通運が関西から関東向けの荷物を中継拠点へ持ち込み
◆ロジスティードが関東から関西向けの荷物を中継拠点へ持ち込み
◆中継拠点で両社のトレーラーを交換
◆福山通運がロジスティードの荷物を関西方面へ納品
◆ロジスティードが福山通運の荷物を関東方面へ納品

※画像元:2社協創による中継長距離輸送を開始(福山通運株式会社)(ロジスティード株式会社)

双方の物流の効率化を目指す

福山通運とロジスティードは「両社の集荷地域と納品地域の中間地点に中継拠点を置き、輸送を分担することで、ドライバーの労務負担を軽減し、働きやすい環境づくりを進めるとともに、双方の物流の効率化を目指す」と、今回の協創の目的を示している。

いわゆる「物流の2024年問題」による輸送力の低下が懸念される中、トラックドライバーの負荷を軽減し、持続可能な物流の実現を目指す具体的な取り組みの一つとして、その成果に期待が寄せられる。


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