AnyMind Group、Shopify Japanとユニファイドコマース実現を支援する新プロジェクト開始
AnyMind Group株式会社(以下、AnyMind)は2025年4月11日、Shopify Japan株式会社と日本企業のユニファイドコマース(※1)実現を支援するプロジェクト「コマースDXプロジェクト」を開始した。
ShopifyプラットフォームとAnyMindのマーケティング・物流支援体制を組み合わせる
AnyMindは、Shopify Japanとスタートさせた「コマースDXプロジェクト(以下、本プロジェクト)」の内容について、下記のように発表している。
◆コミュニケーション・情報発信
ウェビナー配信・カンファレンス開催:両社合同で、ユニファイドコマースに関する最新情報を発信。具体的な事例をもとにユニファイドコマースの有用性を紹介。
ホワイトペーパーの作成:販売チャネル、マーケティング、データ活用、カスタマーサポートなどの各機能を解説。
◆統合型コマースプラットフォームの提供
Shopifyのクラウドベースのマルチチャネル対応プラットフォームを活用することで、ウェブ、モバイル、SNS、マーケットプレイス、実店舗など、複数の販売チャネルを一元管理できる。
◆ワンストップのEC事業支援
AnyMindのテクノロジーを活用し、ECサイト構築からマーケティング、商品生産、物流までを一気通貫支援。
◆データドリブンなマーケティング支援
顧客データを統合し、オンライン行動や実店舗での購買履歴を一元的に把握でき、パーソナライズされたマーケティングや商品提案を可能にする。
◆多言語・多通貨対応による海外ストア運営とグローバル展開支援
スムーズな海外展開を実現し、ブランド企業の成長を後押しする。
包括的支援体制の必要性を背景に生まれたプロジェクト
AnyMindでは本プロジェクト開始の背景として、EC市場の拡大によりブランド企業にはオンラインとオフラインを横断した一貫性のある購買体験の提供が求められていることを示し、こうした「ユニファイドコマース」を実現するには、システム連携やデータ活用、顧客体験設計まで含めた包括的な支援体制が必要だと指摘。
本プロジェクトでは、両社の強みを組み合わせ、ユニファイドコマースを通じてブランドの成長とグローバル展開を支援するとした。
日本企業のグローバル市場での成長を支援
本プロジェクトに対する、両社からのコメントは以下の通り(※2)。
◆AnyMind Japan 執行役員 作増志郎氏
「AnyMindのテクノロジーと実績、Shopifyの柔軟なプラットフォームを組み合わせることで、より多くのブランドが越境ECやD2Cに挑戦し、グローバル市場で成果を出せるよう全力で支援してまいります」
◆Shopify Japan株式会社 パートナー事業部責任者 Grace Jahyun Lee氏
「本プロジェクトにより、マーチャントの皆様にはオンラインストアと実店舗、さらにはグローバル展開まで含めたエンドツーエンドの支援を提供できるようになります。(中略)日本のビジネスに新たな成長機会をもたらし、ひいては消費者の皆様にとっても便利で魅力的なショッピング体験の創出につながると確信しております」
D2C・越境EC・実店舗を統合し、顧客体験向上とブランド成長を支援する試みとして、各事業者から注目を集めそうだ。
※1:ブランドが顧客を深く理解し、オンライン・オフラインを問わず、あらゆるショッピングチャネルにおいて一貫した、パーソナライズされた体験を提供することを目指すビジネス戦略
※2:発表された両氏のコメントから一部を抜粋