「母の日ギフト白書2025年版」公開 購入の時期や場所は? 母の日.me調査

ECのミカタ編集部

母の日ギフト白書 2025年版、公開。10~70代の男女(計1,821名)を対象にした母の日ギフトに関する47項目の意識調査・アンケートデータを、2025年版を4月14日より無料公開。最新トレンドも。

母の日に特化した情報メディアサイト「母の日.me」は、2025年の母の日プレゼント・ギフトに関する意識調査アンケートデータ「母の日ギフト白書2025年版」を無料公開した。本記事では母の日ギフトを購入する時期や場所など、一部の内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査エリア:全国
◆調査主体:母の日.me
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:10代~70代の男女1821名
◆調査期間:2025年2月5日~3月12日
◆出典:母の日.me母の日ギフト白書2025年版より

購入時期は「早め」「直前」と様々

「母の日.me」による、2025年の母の日ギフトに関するさまざまな調査結果がまとめて報告されている「母の日ギフト白書2025年版」。同調査において「母の日に贈るギフトは、いつ頃に決めますか?」と質問したところ、購入時期には「早めに決める派」と「直前・当日に決める派」が共存していることがわかった。

最も多かったのは「4月中には決める(26.8%)で、約3割の人が計画的にギフトを選んでいることがうかがえる。一方、「5月に入ってから決める(19.1%)」「母の日の1週間前くらいに決める(15.8%)」と答えた人も多く、約4割が母の日が近づいてからギフトを選ぶ傾向にあるようだ。

また、「特にいつ購入するかを決めていない」21.9%という回答も多く、ギフトを贈るつもりではあるものの、特に計画を立てていない層が一定数存在することも明らかとなった。

出典:母の日ギフト白書2025年版(母の日.me)

半数程度がネット通販でギフトを購入

「母の日ギフトをどこで購入していますか?」と質問したところ、「インターネット通販」が約5割と主流であることが明らかに。同じく、プレゼント選びの参考にするものとしては「ネット検索で調べて探す」が42.1%と最も多く、次いで「実店舗に見に行って探す(31.8%)」「当人に欲しい物を聞く(11%)」となった。

出典:母の日ギフト白書2025年版(母の日.me)

さらに購入先について、店舗別の傾向を探るために追加調査を行ったところ、「楽天市場内のお店」が21.1%でトップ、続いて「Amazonのお店」が17%、「大手雑貨店(ハンズ・ロフト等)」が14.6%と並ぶ。

その他通販サービスをあわせると、ネット通販全体で約65%を占めており、母の日ギフトのオンライン購入が定着していることが明らかとなった。

また、ギフトラッピングの対応については半数以上が「無いよりはあった方がいいと思う」と回答。母の日は特別な日であるため、贈り物に「特別感」や「華やかさ」を加えたいという気持ちが反映されていると考えられている様子がうかがえた。

eギフトの利用傾向は?

近年存在感を増しつつある「ソーシャルギフト(eギフト)」に関して、「今後、利用してみたいと思いますか?」と質問したところ、「利用してみたい」と回答した人は4割を超えていたが、「どちらともいえない」と答えた人も約3割おり、サービスへの理解が十分ではないと考えられる。また、「利用してみたいと思わない」と答えた人も17.9%おり、白書では「eギフトに対する抵抗感や、従来のギフトの方が良いと考える層も一定数いることが推測できる」と考察している。

また、「今年からLINEギフトのようなソーシャルギフト・eギフトを利用する予定はありますか?」と質問したところ、7割以上が「いいえ」と回答。現状ではeギフトの利用意向はまだ低く、多くの人が従来のギフトスタイルを選んでいるようだ。

白書ではこの結果について、「『はい』と答えた人は5%と少数派であるが、新しいギフトの形として着実に利用者が増えつつあることも示唆されています。特に、母の日ギフトは『直接会えない母親への贈り物』としての需要が高く、住所を知らなくても贈れるソーシャルギフトの特性と親和性があるため、今後の普及の余地があると考えられます」と展望している。

2025年の母の日は5月11日。ギフトECに関わる事業者としてはこれらの調査結果も参考に、当日までの販売プランを改めて検討し、準備してほしい。