LINEヤフー、「Yahoo! JAPAN商品情報掲載」を無料化 商品訴求の機会を拡大

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ECのミカタ編集部

【LINEヤフー】成果報酬型の課金方式で提供していた「Yahoo! JAPAN商品情報掲載」を無料で提供開始

LINEヤフー株式会社は、これまで成果報酬型(CPA課金)で提供していた「Yahoo! JAPAN商品情報掲載(以下、商品情報掲載)」の無料化を発表した。同社はこの変更により、商品を販売する事業者が「Yahoo!検索」を利用するユーザーに対して商品を訴求できる機会を拡大するとしている。なお、この「商品情報掲載」の利用には一定の条件がある。

商品を訴求できる機会をさらに拡大

LINEヤフーは今回、商品を販売する事業者が「Yahoo!検索」を利用するユーザーに対して、商品訴求の機会を拡大することを目的に「商品情報掲載」を無料化した。主な変更の概要は以下の通り。

◆対象サービス
▷「Yahoo! JAPAN 商品情報掲載」変更内容
・「商品情報掲載」の利用料金を成果報酬型(CPA課金)から無料に変更

なお、実施日以降は、商品情報掲載を経由して商品が購入された際にも利用料金は発生しない。

◆補足事項
▷「検索連動型ショッピング広告(SSA)」を利用するには、「商品情報掲載」への掲載が必要。
▷「検索連動型ショッピング広告(SSA)」には、引き続き広告料金が発生する。
▷「商品情報掲載」の利用には、一定の条件が設けられている。
▷「商品情報掲載」の利用には、「Yahoo!広告」のアカウントおよび「LINE Merchant System」のアカウントを作成する必要あり。

※参考:商品情報掲載のご利用条件
※参考:Yahoo! JAPAN 商品情報掲載の無料化に関して

画像出典LINEヤフー株式会社

ユーザーの検索体験向上を目指す

LINEヤフーでは、これまでユーザーが「Yahoo!検索」で、商品名や商品の型番などを検索した際に、検索結果に表示されるコマース検索モジュール(※1)に商品情報を掲載できるサービスとして「商品情報掲載」を2023年12月から提供してきた。

この「商品情報掲載」によって、ユーザーは検索結果上で、ブランド公式ECサイトやECモールを横断しての商品比較が可能となる。さらに、検索結果から直接商品詳細ページや購入ページに遷移できるため、事業者は商品購入導線を強化できる。

同社は、「この変更によって、掲載商品数増加をはかることで、より多くの商品を検索結果上で比較可能となり、ユーザーの検索体験向上を目指します」とコメントする。販売事業者にとって、より商品訴求の機会を拡大しやすくなる変更として、その効果に期待が寄せられる。

※1:「Yahoo!検索」の検索結果上で、「○○(商品名やカテゴリ名)のオススメランキング」などと表示されている商品情報が一覧化されている掲載枠