ヤマト運輸が「家財もしも保険」を販売 置き配の荷物盗難も補償対象
ヤマト運輸株式会社は2025年10月9日より、賃貸住宅向け火災保険「クロネコ『家財もしも保険』」の販売を開始した。本サービスは置き配の荷物盗難にも対応している。
置き配の荷物の盗難などの事故にも対応
クロネコ「家財もしも保険」は、Webで加入する賃貸住宅向けの火災保険。家財の補償、大家への賠償、借りている部屋の補償など、賃貸住宅の顧客に必要な補償がすべてセットになっており、2つのプランから選択できる。
家財の補償対象は、置き配の荷物も対象となる(どの宅配事業者を利用の場合も補償の対象)。
※画像元:置き配のトラブルにも対応した賃貸住宅向け火災保険クロネコ「家財もしも保険」を10月9日(木)から販売開始(ヤマト運輸株式会社)
本商品は月額380円からと、手頃な保険料でWEB上から加入の申し込みができる。契約は自動更新なので、更新手続きの手間や手続き漏れの心配もない。
2プラン(ベーシックプランとスリムプラン)から選択でき、火災保険として「家財の補償」「大家への賠償」および「借りている部屋の補償」をMysurance株式会社が、「第三者への賠償」を損害保険ジャパン株式会社がそれぞれ引き受ける。
置き配のさらなる普及が期待
ヤマト運輸は予期せぬリスクに備えるWeb完結型保険として、2020年6月に「クロネコ『スマホもしも保険』」の販売を開始。スマートフォンの“もしも”の故障に対する保険として販売した。
また、近年は住宅や家財に大きな被害をもたらす自然災害が増えており、自宅の家財に対する“もしも”の安心へのニーズも高まっている。こうした背景を踏まえ、大切な自宅の家財(家具、家電、衣類など)の補償に加え、置き配の荷物の盗難なども補償する賃貸住宅向けの火災保険の販売を開始するに至った。
同社は、「本商品を通じて、万が一の事故による予期せぬ出費や損害に備えることで、お客さまの不安を軽減し、安心な暮らしを支援します」とコメントしている。消費者の置き配利用へのためらいを払拭する本保険。置き配のさらなる普及に期待が寄せられる。今後の動向に注目したい。