ユニクロ、自分でデザインしたTシャツをアプリ上で販売できる『UTme!マーケット』がスタート

石郷“145”マナブ

「UTme!」では、選べるTシャツやボディカラー、スタンプのバリエーションが豊富に
新たに始まった『UTme!マーケット』では、「UTme!」で作成したTシャツを、アプリ上で販売できる
『UTme!マーケット』に出品した商品を、他のユーザーが購入すると、デザイン費が出品者に支払われる

自分で作れて、販売もできる感動。

 株式会社ユニクロ(以下、ユニクロ)は、自分がTシャツにデザインを施し、それを自分で購入できるアプリ『UTme!』(ユーティーミー)の内容を刷新、よりクリエィティブなものができるようにした上で、新アプリ『UTme!マーケット』をスタートさせた。

『UTme!』は、アプリ上で、スタンプや柄などの素材があり、ユーザーは、そこから選んで、オリジナルのTシャツを作成するというもの。もともと、メンズとキッズのタイプだけだったものを、今回の刷新で、ウィメンズも用意し、ボディカラーも、ブラックやネイビーを選択できるようにした。ユニークなのは、スタンプとして、今話題の田辺誠一さんのイラストを追加した。

 そして、ユニクロは、同アプリの内容を充実させた上で、『UTme!マーケット』を開始した。同アプリは、『UTme!』でデザインしたTシャツの作品を、一般ユーザーが購入できるようにしたもの。そのTシャツは、一枚売れるごとに、300円が出品者に入るようにした。デザインの自由度が高く、色々表現が可能になっているので、自らのセンスをここで試すことができるようになる。この取り組みは、いまだ陽の目を見ていない、クリエィティブな才能が、集まるフィールドにもなりそうだ。

 これまでは、「企業が作ったもの」を買うというのが、常識の小売。そこに、ECのカスタマイズできる強みを使って、「一般ユーザーが作られたもの」を買うというスポットを、ユニクロ流に、生み出した。ネットの力は、小売の在り方を、どんどん変えていくことになるだろう。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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