日本最大の越境EC「SD export」、134ヵ国販売へ8月始動
134ヵ国以上への卸販売をサポートする輸出販売サービス「SD export」を8月25日よりスタート
ディーエムエスとの提携で、輸出販売に関わる煩わしい手続きをせずに海外販路の開拓が可能
海外小売店・企業からの代金回収は、ラクーンが100%の支払いを保証
商品保管管理から出荷作業まで代行、国内の卸販売と同じ感覚で海外進出が可能
株式会社ラクーン(本社:東京都中央区 代表取締役社長:小方 功 以下、ラクーン)は、運営する小売店向け仕入れサイト「スーパーデリバリー」において、134ヵ国以上の小売店・企業への卸販売をサポートする輸出販売サービス「SD export」を8月25日よりスタートすると発表した。
「SD export」は、「スーパーデリバリー」(http://www.superdelivery.com/)の仕入れ利用を希望するEC事業者に向けたサービス。日本企画や日本製の商品を海外の小売店・企業に輸出販売するサイトとしては日本最大級となる。また、サービス開始にあたり、物流代行サービスの株式会社ディーエムエス(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:山本克彦 以下、DMS)と提携。これにより、メーカーは、輸出販売に関わる煩わしい手続きをせずに海外での販路を開拓することが可能となる。
「SD export」では、DMSが商品保管管理から出荷作業まで物流に関するすべてを代行。「スーパーデリバリー」を利用するメーカーは、商品に専用伝票を貼って日本国内にあるDMSの倉庫に送るだけで、134か国以上の小売店・企業に対して卸販売が可能となる。海外小売店・企業からの代金回収は、ラクーンが100%の支払いを保証。また、ECサイト上での商品説明など言語対策については翻訳機能によるサポートを行う。
これまで、海外の小売店や企業が「スーパーデリバリー」を利用して商品を仕入れるためには、日本国内に荷物の受取拠点があることが利用条件となっており、国内の小売店と同様に消費税が加算されていた。しかし、そのような条件でも「スーパーデリバリー」に登録する海外小売店・企業の数は年々増加。特に海外小売店・企業の流通額に関しては、2011年と比較して3倍以上に増加したとのこと。これを受けラクーンは、「SD export」のサービス開始に至ったとしている。また、今後は、海外に向けた「スーパーデリバリー」のプロモーションも積極的に行う予定で、海外小売店・企業の利用は、さらに増加することが見込まれる。
さらにラクーンでは、「SD export」開始に合わせ、輸出販売の専属チームを企画開発部に新たに設け、積極的な海外販売の推進とフォローに努める体制を整えたとのこと。海外小売店の集客については、2015年6月10日よりサービス利用の事前申込を開始している。
134の国や地域への越境ECに対応する「SD export」。これにより「スーパーデリバリー」は、世界の企業と取引するための新しいインフラとなる。世界からの日本製品への注目が集まる今こそ、海外進出したいと希望するEC事業者にとっては、この機会は見逃せず、熱く忙しい夏になりそうだ。