通販ってどうなの?実態聞きました!〜QVCジャパン調査
通販利用経験がある20代〜50代の女性400人を対象に「通販利用実態調査」を実施
買い物満足度は、全ての年代で既婚女性より未婚女性の方が高く、中でも最も高いのは40代
平日、商品チェックする時間帯は、「20-22時」が最多
場所・デバイスを問わず賢く活用、通販にかける平均時間は1日約1時間5分
テレビ通販を中心にインターネットやモバイルでも通販事業を展開する株式会社QVCジャパン(千葉市美浜区 以下、QVCジャパン)は、テレビ 通販を含むネット(モバイル)、カタログなど、通販利用経験がある20代〜50代の女性400人(各世代100人)を対象に「通販利用実態調査」を2015年4月24日〜4月27日の期間に実施し、その結果を6月29日に発表した。
QVCジャパンの調査によると、調査対象者が利用する通販チャネルは、テレビショッピング(100.0%)、PCを使ったネットショッピング(89.0%)、カタログ通販(69.0%)、スマホやタブレットを使ったネットショッピング(58.5%)となり、全体の35.5%はすべての通販メディアを活用していることが判った。買い物満足度(100点満点)に対しては、全ての年代で既婚女性より未婚女性の方が高く、中でも最も高いのは40代未婚女性(74.6点)だった。
また、女性通販利用者の半数以上が「PCによるネットショッピング」(ファッション56.3%、美容・健康57.4%)を利用。40代女性の5人に3人が「PCによるネットショッピング」(ファッション60.6%、美容・健康64.0%)を利用。20代〜40代までは職場や移動中など自宅外での商品チェックを楽しむが、50代は自宅外での商品チェックは少ないとのこと。
平日、商品チェックする時間帯は、パソコンで商品をチェックするのは、「20-22時」(47.2%)が最多。次いで「18-20時」(32.9%)、「22-24時」(27.2%)、「12-14時」(25.3%)の順となり、夜の寝る前や昼休みに買い物候補を検索すると想定。ケータイ・スマホ・タブレットは、「20-22時」(42.7%)、「22-24時」(28.2%)、「18-20時」(27.4%)、「12-14時」(26.9%)の順。一方、テレビショッピングは、パソコンやスマホほどのピークがなく、1日中まんべんなく楽しむ傾向。パソコン・スマホに多い「20-22時」(16.8%)より「22-24時」(17.3%)の方が多く、「24-2時」(13.3%)も1割以上がチェックするなど、より深夜帯にシフトしている。
ネットショッピングに費やす時間が最も長いのは、20代で平日41.4分、休日49.1分となり、1週間で305.1分(5時間5分)。テレビショッピングでは40代で、平日25.6分、休日30.0分となり、1週間で187.7分(3時間8分)。ネットもテレビも両方含めた通販で買い物をいちばん楽しんでいるのは40代女性で、1週間で464.3分(7時間44分)という結果になった。
通販におけるお買い物意識や、通販における不満は?
女性通販利用者の買い物意識を聞くと、約9割が「お買い物を楽しんでいる」(87.0%)、約7割が「お買い物は自分の趣味の一つだ」(73.3%)、「お買い物の楽しみは何を買おうか考えることから始まっていると思う」(74.3%)と答えており、女性は商品やサービスを手に入れる目的だけでなく、買い物をする行為自体を楽しんでいることがわかる。買い物が趣味と答えたのが最も多かったのは20代女性(84.0%)で、次いで40代女性が約8割(78.0%)となり、女性の中でも、20代と40代がお買い物を積極的に楽しんでいる。さらに40代女性は、リアル店舗もEコマースもテレビショッピングも、いろいろなチャネルを自由に選べることを重要視している。
通販の不満点は、「気軽に試してみることができない」(42.8%)、「情報が多すぎて欲しいものや好みのものが見つけられない」(40.0%)。年代別では、50代女性は「お試しできない」不満が半数(53.0%)を超え、20代・30代は「情報が多すぎる」(20代46.0%、30代44.0%)に不満を感じている。40代女性は「欲しいものがみつかっても、サイズなど自分にあうものがない」(21.0%)が5人に1人おり、サイズ展開に対する不満を感じている。
お買い物ゴールデンタイム(20時〜22時)にタイムセールや商品入れ替えなどを行えば、売上に差が出るのではないかなど、同調査による女性たちの利用実態からEC事業のヒントが見えてくる。EC全体のメインのお客様は、女性。特に最も利用する団塊ジュニア世代に愛されるECサイトであることが、勝ちポイントであることは間違いない。