最適な瞬間でのクーポン表示がMakeShopでも可能に
ネットショップ構築サービス「MakeShop」と購買行動解析・販促サービス「ZenClerk」が連携
設定や運営の手間なく、購入を迷っているユーザーへクーポンを自動表示
中・小規模ECサイト向け購買行動解析・販促サービス 「ZenClerk.S」の先行予約販売も開始
運用負担の少ない「ZenClerk」で売上向上
GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(以下「GMOメイクショップ」)とEmotion Intelligence株式会社(以下「Emotion Intelligence」)が提携し、ネットショップ構築サービス「MakeShop」と、ECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk(ゼンクラーク)」とのサービス連携を昨日より開始した。これにより、「MakeShop」を利用中のショップ運営者は、煩雑な設定の手間なく「ZenClerk」を導入でき、ショップを訪れたユーザーに対して、行動解析に基づいた最適なタイミングでクーポンを表示させることが可能となる。
GMOメイクショップが提供する「MakeShop」は、国内2万2,000店舗以上の導入実績を持つネットショップ構築サービスだ。購入(売上)に直結する機能はもちろん、受注後の処理や運用を改善するための機能など、650を超える多彩な機能の提供でショップの売上アップと業務効率化を支援している。
一方、Emotion Intelligenceが提供する「ZenClerk」は、訪問者1人ひとりの行動をリアルタイムに解析し、「購入を迷っている瞬間」を判定してオファー(クーポン)を表示する、ECサイト向け購買行動解析・販促サービスだ。大手のECサイトをはじめ、幅広く導入されており、導入ECサイトの合計月商額は200億円を超えている。行動解析は統計・行動経済学に基づいているため精度が高く、さらに類似サービスで唯一人工知能・機能学習応用技術を搭載しており、導入期間や訪問者数に応じて解析精度が向上していく。
「MakeShop」管理画面の設定ページに、「ZenClerk」側で発行された専用タグを貼り付けるだけで、簡単に導入することができる。タグの設置後は、希望の配信セグメントとクーポン内容を「ZenClerk」と相談しながら決定するだけで、以降は自動でクーポンが表示されるため、シナリオの設定・変更などの作業負担がかかることはない。
近年、欧米のECサイトでは、マーケティングオートメーションツール(※)の利用が進んでおり、日本でも大手アパレル企業を中心に導入されつつある。そして、「MakeShop」においても、ユーザーからこうしたツールに対する要望が上がるようになった。しかし、ツールの導入には煩雑な設定が必要になるうえ、運用開始後も効果検証をもとに「どういったユーザー」に「どのタイミング」で「どのコンテンツを表示する」といったシナリオの改善が求められることが多く、効果が高い一方でショップ運営者には大きな作業負担がかかる。そこでGMOメイクショップとEmotion Intelligenceは、一般的なマーケティングオートメーションツールと比べて運用負担の少ない「ZenClerk」を、「MakeShop」のショップ運営者の売上向上に活用できるよう、今回のシステム連携に至った。
また、同日より「MakeShop」利用中のショップを対象に、Emotion Intelligenceが2015年10月に一般販売を予定している、中・小規模ECサイト向け購買行動解析・販促サービス「ZenClerk.S」の先行予約販売を開始した。これまで「ZenClerk」の導入には、一定のコンバージョン数(一定量以上の購買データ)が必要となるなど、いくつかの制約があったが、「ZenClerk.S」は進化した「ZenClerk」のエンジンの活用により、こうした制約の緩和を実現したサービスだ。
(※)Web広告や、ランディングページの最適化(LPO)、メールマガジンなどのデジタルマーケティングにおいて、ユーザー個人の興味・関心や行動を分析し、それに応じて最適な施策を自動で行うツールや仕組みのこと。