買い物と決済を一緒に!効率的な「PowaTag」

ECのミカタ編集部

eコマースプラットフォーム「PowaTag」の日本市場での本格的な販売サービス提供を2015年秋から開始
「PowaTag」は小売業界向けに開発された電子決済システムで、世界で1,200以上のブランドが採用している
カタログのスキャン機能からクーポン、決済がオールインワンで可能に

「PowaTag」で日本の小売業界に一大変革を目指す

英国のインターネットテクノロジー企業、Power Technology, Inc.の日本法人、パワーテクノロジー・ジャパン株式会社(以下「パワーテクノロジー・ジャパン」)は同社の最新テクノロジーを駆使したeコマースプラットフォーム「PowaTag」の日本市場での本格的な販売と、サービスの提供を2015年秋より開始することを発表した。

「PowaTag」は小売業界向けに開発された電子決済システムで、これまでに世界で1,200を超えるブランドが採用している。「PowaTag」は、モバイル端末に専用アプリをインストールすれば、顧客が自由に買い物と決済を行えるeコマース専用の決済アプリケーションだ。既存の決済システムに代わるソリューションではなく、既存のシステムとの相関性に優れ、その利用をさらに発展させることが可能なソリューションだ。

「PowaTag」を使用すれば、煩わしいオーダーフォームを入力することなく、わずか2タップで好きなブランドの商品をオンラインで購入することができるようになる。また、店舗で商品を購入する際に、並んで支払いをする必要がない。レストランで食事をする場合も、注文した時点で決済されるなど、その利便性を十分に享受することができる。店舗側にとっては効率性が高まり、事業上のコストカットに大きく貢献できるものだ。

「PowaTag」を使用する場合、専用のビーコン(無線標識)が必要になる。ビーコンを店舗やイベント会場に設置すると、Bluetoothのシグナルが発信される。「PowaTag」アプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を持ったユーザーが近付くと、自動検出する仕組みだ。その際、システム側は新規顧客なのか既存のリピーター顧客なのかを判断する。既存の顧客の場合、オンライン、オフラインでの購買記録を瞬時に判断し、顧客ごとに固有認識をする。顧客は店側から自分だけのメッセージを受け取ることが可能となり、店側は顧客単位で最新情報のお知らせやキャンペーン情報の発信が可能になる。

パワーテクノロジー・ジャパンは、日本市場で「PowaTag」を普及させるために、5つのチャンネル「テレコミュニケーション」「小売」「外食」「鉄道駅構内(コンビニエンスストアや売店/ホーム)」「公共サービス」を戦略市場として設定した。各企業との提携を通じて、販路の開拓、認知向上を目指す。また、日本市場では、EdyやPaypal等との競合が想定されるが、「PowaTag」の優勢性は単純な決済機能を有するだけではなく、カタログのスキャン機能からクーポン、決済がオールインワンで可能になることで、消費者の買い物の方法も変える”ゲームチェンジャー”という考え方を提案していく。

パワーテクノロジー・ジャパンは、世界で最も多くのスマートフォンユーザーを抱えている日本で今後、モバイル決済市場が急速に進展すると予想し、積極的に「PowaTag」の普及を進めていくという。グローバルなサービス・プラットフォームの日本上陸により、日本の小売業界に一大変革を目指す。


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