EC業界News1週間まとめ〜サクッと振り返り♪
まずは9/12〜18でオススメNews振り返り!
こんにちは~。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで!編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫!一週間特に注目された記事は…!
■Amazonパントリーで1個も、まとめ買いもお買い得に
毎日必要になってくる食材などの生活必需品。地味に重くて買い物が大変という声もあると思います。Amazonパントリーは普段のちょこっとした買い物から対応してくれるんです!専用の買い物箱を使って、賢く、楽に、お買い物をしませんか?
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=6167
■初潜入!楽天クリムゾンハウス。コンビニやクリニックも
弊社編集者が、楽天の新オフィスへ赴き取材を行いました!オシャレな内装や施設へのこだわりには、代表の三木谷氏の想いが詰まっています。詳しい内観は写真にてご確認ください!
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=6157
■クロスカンパニー、日常着レンタル「メチャカリ」を開始
ワンピースやアクセサリー、最近女性向けレンタルECが目立つようになってきましたね。今回は10、20代の女性に人気のアパレルメーカーのサービスが始まりました!
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=6215
■LiveCall、お客様の不安をリアルタイムで解決し売上アップ!
ただのチャットじゃない!ライブカメラを通して実物商品の質感や細部のことまで相談できるんです。
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=6199
■メルカリ、ヤマトと連携でフリマの品を匿名配送可能に!
メルカリとヤマトが住所の共有をしているので、匿名でも大丈夫なんですね…出品者も購入者も個人情報を伏せて取引ができる分、安心感はあるかもしれません。試運転ということで、ユーザーの反応に委ねられるのでしょうか。
http://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=6160
■独占!夢アド山田朱莉語る。今ドキ通販利用術。ECフェス
今ドキの女子ってネット通販を全く違った発想で使ってるんですね。キーワードは「購入を○○○する」。固定概念がなくて聞いてて面白い。ECフェスで好評だった、人気グループ「夢見るアドレセンス」山田朱莉さんとのトークLIVEを特別掲載です!
http://ecnomikata.com/original_news/detail.php?id=6220
振り返って、気づいたこと
今週で言えば、何と言ってもAmazonパントリーなのではないかと思います。これは、パントリー専用の箱があり、この箱の中に収まるのであれば、商品代と290円で送りますよ、というサービスです。賢いなぁと思うのは、最初から箱にできるだけ多く詰め込めるという事を前提にしてビジネスをしていますから、最初から一つ一つの商品の単価が安いわけです。たとえ一個からでもその安い価格になりますから、一つの商品に対してセット価格ではないのに、セット価格で手に入れられるというわけです。つまり、Aという商品を3個セットでいくら、Bという商品を4個セットでいくら、と世の中では売られているものが、Amazonでは最初からAを三分の一の価格で1個から、Bを四分の一の価格で1個から提供しているわけです。だから、ここでいうAやBという商品を安いからといって必要以上に買ってしまい、家で余ってしまったという事がなくなるわけです。購入者にとっては必要なものを必要なだけ、お買い得に、手に入れられるわけですから、とても経済的です。うまいなぁと思いました。
そして、このサービスに関連してAmazonで注目しておきたいのは、ここ最近、「プライム会員」のための施策を強化しているという点です。パントリーもプライム会員向けのサービスです。プライム会員は、年会費税込3900円で、そもそものスタートは水など、ずっと定期的に買う日用品を、定期的に買うのだから会員に対しては、お買い得な価格で提供しようと、いうところにポイントがあったわけです。ところが、最近のAmazonのすごいところは、そのプライム会員が集まるその場を、Amazonの特別なサービスを受けられる、プラットフォームにしようとしているように思える点にあります。今でもその盛り上がりが鮮明に残る7月15日のプライム会員のための最大級のセール「プライムデー」辺りから続々と仕掛けてきていて、その後、プライム会員であれば、動画を見放題であったり、それはAmazon自体が、固定客の囲い込みをしようとしているのかなって思ったりします。こうやって安定した収益源を確保する事で、上記のような圧倒的な商品群とそれが売れる事を前提にしたお買い得なサービスの徹底、ここがこれからのAmazonにおける最大のポイントであるような気がしてならないのです。
続いて、楽天ですが、東京・二子玉川のクリムゾンハウスのお披露目会の記事が結構読まれていました。僕は、そこの記事でも書きましたが、三木谷さんの言葉が印象的で、「社員の働く環境が変わり社員が変われば、経営が変わり、会社が変わる」というような趣旨の話をしていました。だから、社員に投資をするわけですね。勿論、三木谷さんの強力なリーダーシップもさる事ながら、これだけの企業になると、社員一人ひとりのアイディアが会社を動かすようにならないといけません。
先ほど、Amazonに関して僕なりの見解を書きましたが、一方で楽天は、経済圏の拡大で、その強みを発揮しようとしているように僕は思います。楽天市場をベースにしながらも、その周りにある金融など、様々なジャンルに進出し、そこでポイントサービスなどを紐付けして、結果、楽天市場は勿論、楽天の提供するサービスで購入する付加価値、お得感をつけようとしているのではないかと。すると、やはり、一つの視点ではなく、それぞれの事業単位で、それぞれの社員が、それぞれで最高の発想をしていけるようにしていくことは重要で、若干、私の説明が強引で恐縮ですが、この環境の中で、三木谷さんが言う「この環境が次なる楽天を作っていく」という言葉は、特に楽天でこそ、その輝きを放つような気がします。思うに、福利厚生が整っているから良い社員を集めよう、そんな単純な感覚で、三木谷さんがこの施設を作ったのではないと僕は、思います。その考えに立てば、EC関連企業においても、それぞれのスケールで、社員がアイディアを出せるような環境作りっていうのは、あるんじゃないかな。そこを考えることって、単純に楽天の話題だけで済ませることなく、自分たちの問題として考えることが大事だし、だから記事にしました。
他にも、フリマの台頭だけでなく、レンタルという価値観が、大手ブランドにも浸透したりして、インターネット、さらには、スマホの登場などで、そういったEC関連のサービスがより、ライトで、生活者にとって身近で、多様化しているのを見逃してはいけないのではないかな、って思いまして、ピックアップさせていただきました。手前味噌ですが、僕の登壇で、いまどき女子の実態に迫るレポートも簡単にまとめてみたので、ご覧ください。
それでは、今日はこの辺で。シルバーウィークで、いつもと雰囲気が違う一週間となりそうですが、一週間を振り返って、新たな一週間を迎えていければと思います。