ニッセン、セブンの孫会社に

実店舗と通販の融合をめざして

セブン&アイ・ホールディングスは、子会社のセブン&アイ・ネットメディアを通して実行していたニッセンホールディングスの公開買い付けを1月22日付けで終了、予定数の買い付けを完了したと発表した。

50.74%の議決権を取得

今回の公開買い付けと新規に発行する第三者割り当て増資の引き受けでセブン&アイ・ホールディングスは50.74%の議決権を取得した。ニッセンホールディングスはセブン&アイ・ホールディングスの孫会社となる予定。

ファストファッションの台頭で、衣料品販売単独での利益は出にくくなっている。しかしニッセンが長年にわたり蓄積してきた、分厚いカタログを季節のファッションに合わせて編集するノウハウは、セブン&アイにとっても戦略上のキーとなると判断されているようだ。