KDDIと連携「PCメールからの受信拒否」解決!?

ECのミカタ編集部

「Re:lation」活用で携帯・スマホ宛ての返信が可能に!

株式会社インゲージ(以下、インゲージ)は10月20日に対応漏れをゼロにしてメール業務効率をアップする画期的な「Re:lation(リレーション)」 にて、「携帯メールアドレスオプション」 を追加した。「携帯メールアドレスオプション」 は携帯電話・スマートフォンに確実にメールを届けるサービス。

世界市場において携帯電話および、スマートフォンの販売台数は年々上昇し、2014年には21億4千万台となった。また、2015年には22億5千万台、2016年には23億3千万台と今後も増加傾向にあると予想されている。( 総務省:平成24年度情報通信白書による)

一般消費者から企業への問い合わせメールが、携帯電話やスマホから送られることが年々増加している。この際に問題となっているのが、一般消費者側の携帯電話・スマホでの「PCメールからの受信拒否」設定である。企業からのメールはPCメールとして送信されるため、「PCメールからの受信拒否」をしている携帯電話・スマホでは企業からのメールは受信されなくなってしまうのだ。その結果、一般消費者から企業へのメールは届くものの、その返信が一般消費者には届かない問題が発生している。

この問題を解決するため、インゲージはKDDI株式会社(以下、KDDI)との契約により、「Re:lation」から送信するメールをauのEメール(@ezweb.ne.jp)として送信することのできる「携帯メールアドレスオプション」を発表した。これにより、これまでは返事を送ることのできなかった携帯・スマホユーザーに返信ができるようになる。返信先はauに限らず、国内主要キャリア(docomo,SoftBank,PHSなど)にも同様に返信できる。

「Re:lation」は複数のメンバーがそれぞれのIDでメールにアクセスできるようになるメールサービスだ。そのため送られてくる問い合わせメールの返信を、誰がいつ行ったのかがわかるようになる。管理者はそれぞれのメールに対し、あらかじめ担当者を設定することも可能となっている。各担当者がどれだけのメールを担当しているか、担当中のものがいくつあるかも一目でわかる。

また、LINEでのメッセージングサービスを業務に取り入れている企業も増えている。メッセージングサービスは、各送信者毎に会話がまとめられるので、これまでのやりとりの流れを把握するのに最適の手段となっている。その反面、企業内の情報を流出させる危険性も指摘されている。「Re:lation」はメールサービスとして書く送信者毎のこれまでのやりとりをタイムラインとして表示することができる。メールサービスの安全性を保ったまま、以前のやりとりを簡単に把握することができるようになっている。

「PCメールからの受信拒否」はどの企業も抱える大きな課題だろう。問い合わせた消費者としても問い合わせに返信が来ないのは不快な思いをすることになる。携帯電話・スマホ問わず、返信が可能になる今回のサービスは、メール対応の課題を解決する一手となることだろう。

関連リンク:対応漏れゼロ!初期費用・月額無料「Re:lation」(http://ecnomikata.com/ecnews/backyard/6361/


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