11/1〜11/7のNewsをギュギュっとまとめました！

　こんにちは～。ECのミカタ編集部 石郷“145” マナブです。
先週一週間もいろんなニュースがありました。
そんな中、忙しくて毎日のチェックができなかったという人もいるはず。
そこで！編集部がセレクトするまとめニュース記事を作成。
これを押さえておけば、先週一週間はもう大丈夫！一週間特に注目された記事は…！

【速報】楽天 2015年度 第3四半期決算発表
http://ecnomikata.com/ecnews/build/6667/

【速報】日本郵政が上場、気になる初値は1631円！
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/6637/

DeNA、キュレーションに本腰！ECに与える衝撃は
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/6622/

ポンパレモール、越境ECとオムニチャネル施策を実施
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/6715/

　今週入ってきたニュースでよく読まれていたのは、上記です。

　 注目は、なんといっても、日本郵政上場のニュースになります。売り出し価格は、1400円で、初値は1631円。値ごろ感から個人投資家の関心をあつめ、その後も1800〜1700円台を推移しているので、まずまずだと言えます。ただ、日本郵政に関しては、株価が１株あたりの純資産の何倍かを示すPBR（株価純資産倍率）は、他の物流業の会社に比べてそれほど高いとは言えず、その将来性に関しては未知数、と考える人も少なくないのかもしれません。とはいえ、官業から脱却する流れなので、物流関係などで、より利益を追求する集団へと変化するの中で、ネット通販におけるサービス向上のために、新たな仕掛けをすることは十分考えられますので、この動きは、株価に関係なく、大きな節目となる出来事としてチェックしておくべきだと思います。

　楽天の決算発表のニュースの注目度も高く、非常によく読まれました。楽天の売上収益は伸びていて、前年同期比+23.8％でした。国内EC流通総額（トラベル含む）については前年同期比+12.6％で伸びていますし、楽天市場も順調なことは会見での話からも伝わってきましたが、それ以上に、テクノロジーを使った金融業、いわゆるフィンテックなどで成果が高く、金融をはじめとするグループとして、総合力をつけているという印象のほうが強いように思います。他社の流行や動きを的確に見極め、自社に取り入れ、その結果を判断し、上手にアレンジして取り込んでいき、成長させていく。そこが今や楽天の真骨頂なのではないでしょうか。実際、12月１日にフュージョンが運営する「楽天モバイル」事業を、楽天に譲渡する事なども発表されましたが、そういう堅実な動きで、その範囲を広げていき、結果、その一つ一つがグループとしての総合力に繋がっている、そんな感じがしています。

　その他では、DeNAの記事がよく読まれていました。DeNAはいわゆるゲームだけではなく、スマホの中でちょっと楽しめる、エンタメのプラットフォームを目指しているように思います。キュレーションメディアは、実際、DeNAグループにジョインしてから、その売り上げはジョイン前の何倍というレベルで伸びていると会見でも話していました。DeNAの資産を可能性のあるメディアに投資した事で、華開いた良い事例です。実際に、その収益は、主に広告事業で成功しているようです。さらに、MERYでは読者が増えてきた事で、読者にいい記事には「ラブ」ボタンなどでアクションをして貰う等して、発信するだけでなく趣味嗜好をデータとして集計して、次なる可能性に結びつける動きについては、期待が持てそうです。MERYは12月からテレビCMを投入する事で、一般的なメディアとしての地位を取りに行く事になるでしょう。女性にとっての情報収集の場が雑誌等に加えて、一層増えていく事になりそうです。また、この会見場で、DeNAとしては動画にも力を入れていくという話をしていました。動画コンテンツからこういうキュレーションメディアに結びつけていくなども積極的に行っていきたいとの事です。

　ただ一点だけ、僕が思うに、案外女性は、スマホにおける通信制限を気にしていたりします。以前のように、パケホーダイではなくなってきている事から、ある意味、コンテンツの取捨選択がかなり行われている実態があるように思うのです。その事を意識して、よりクオリティが高く、また、動画などで容量を使いすぎないものにしないといけないんじゃないかなと思ったりはしました。

　最後になりますが、昨日のPayPalのニュース（http://ecnomikata.com/ecnews/build/6728/）も個人的には注目だと思っています。なぜなら、これもID決済の話だからです。ヤマダウェブコムの購入の際に、非会員であっても、PayPalのアカウントを持っていれば、サクッと購入できるって話なんですね。これは、かなりカゴ落ちの原因として、かなりセキュリティの問題や面倒な作業が挙げられているので、ヤマダウェブコムとしては、PayPalでその両方を解決しようとしているんです。いわゆるID決済は他にもあるのですが、PayPalの強いところっていうのは、決済でクレジットカードを使わないって事なんです。何気ない事ですが、他のどのサービスでもこれはできていない事なんです。クレジットカードって結構、お金に絡むだけに、漏洩が怖いものです。だから、クレジットカードを使わないで、決済の仕組みができているPayPalはある意味、クレジットカードに抵抗を感じている人たちにも安心できるものだし、その層を取り込める事が、結果、ECの利用率を上げる事になると思うのです。別に、PayPalを持ち上げるつもりはないですが、この個性はECの発展にとって必要な事だと思ったので、書きました。

　というわけで、先週一週間をおさらいし、次の一週間に繋げる為の「1週間まとめ」、今日はこのへんで。それでは！新しい一週間がさらに輝くものとなりますように。また、来週お会いしましょう！