独占!Eストアーの挑戦!“店に熱気”仕掛人は現役アイドル

石郷“145”マナブ

ネットショップのブランド力向上は「現場」から。

 こんにちは。今日は、ちょっといつもと趣向を変えて、株式会社Eストアー(以下、Eストアー)の話をします。僕の横に写るのは、現役アイドルの安枝瞳さんです。なぜ彼女を直撃したかというと、可愛いから…おっとと、間違えました。彼女はEストアーが提供するカートシステム「ショップサーブ」を利用している店舗について、全国行脚しているから、なのです。この企画、実は昨年4月から同社の特設ページで『全国キャラバン「入魂商品」神様のいるお店』という名でやっていて、安枝さんは自ら店舗に問いかけ、その魅力を一つ一つ紐解きます。

 Eストアーがなんで、そんな事をするのでしょうか。
それは、ショップサーブの店舗は、日本の匠を大事にする店舗が多く見られるのと関係があります。そもそも僕は、ショップサーブのそこが素敵だと思っていて、全国には知れ渡らないような、でも、伝統を持つ老舗のお店が、このサービスでネットビジネスの利点に気づき、可能性を広げて、世の中に発信しています。

 もとより、ショップサーブの仕組み自体、モールではないので埋もれづらく、その伝統を尊重する仕組みにはなっています。それでも、店舗がそうした熱い想いや誇りは、ネットでは伝えるのに、限界があります。だからこうして安枝瞳さんがまわって、伝えているのだと、その現場に来て初めて思いました。

今代司酒造で、酒蔵見学する感覚。商品の奥深さを感じる



 この日は新潟県「今代司酒造」( http://www.imayotsukasa.com/index.html )でした。創業は1767年、設立が1951年という伝統を持つお酒の醸造所。「もともとここはね、米を詰める蔵だった。その後、その米を使って熟成し、濃厚な味わいを生み出す日本酒を作る拠点になったんだ」とスタッフの方も何だか得意げで、自分の酒蔵に誇りを持っているのが、伝わってきます。伝統の重みを随所に感じるこの酒蔵で、安枝瞳さんは、そんなスタッフの方の言葉に、表情豊かに、チャーミングに、言葉を返します。

 「今代司酒造」のスタッフは、実際に酒蔵をまわり丁寧に説明します。「この場所は、お酒を冷やし、発酵するところ。お酒は急に発酵すると、お酒に雑味が出てくるので、この場所で、20〜25日間かけて、ゆっくり発酵していくのです」。こうやって、お酒が出来ていくのかと実感させられます。また、お酒を試飲して「言葉の力がないのが悔しいのですが、めっちゃ美味しいっ!!」と大阪弁混じりで安枝さんが素で喜ぶ姿は“めっちゃ素敵”で伝統は人々に至福の時をもたらしています。

 安枝瞳さんはこう話します。「『キャラバン』にあるのは、おそらく、みんなが全く知らない世界なんです」と。なるほどと思いました。ここで言えば、この酒蔵におけるその伝統とその軌跡、更にはスタッフの方の表情だ。動画を見てわかる通り、本当にいい表情を皆が浮かべています。これはネットショップでは伝えきれない、でも一番伝えるべき、大事な、大事な事。

安枝瞳さんが消費者と同じ目線で店舗の匠に迫る

安枝瞳さんが消費者と同じ目線で店舗の匠に迫る

 思うに、ネット通販って、同じようなテンプレートの中で、同じように売られてしまい、表情が見えないことがあるからこそ、敢えて、ネット通販には“素人”の彼女が実際に店舗に伺う意味がある。消費者に近いリアクションは、きっと買う側の人たちの共感を集めてくれるに違いありません。

 安枝瞳さんは続けて「居酒屋さんとかに行くと、特に細かな説明など受ける事もないですよね。だから、出されたお酒の本当の意味での良さがスルーされちゃっていると思うんです。でも、今回のように精米のところから、見せていただくと、こうやってお酒をいただいている事にありがたみを感じて、お酒が一層美味しく感じられます。試飲した時、本当に美味しかったですしね(笑)」という話もしてくれた。

 確かに、こうやって丹精込められ作られているとすれば、また、その一つ一つに違った作り方だったり、こだわりがあると分かれば、一杯の重みも、味わいも違う。お客様の心から喜ぶ、そんな姿は、店舗にとっても明日への活力にきっと繋がるでしょう。

ECは老舗のお店に光を当てる!ニッポンを変える!

ECは老舗のお店に光を当てる!ニッポンを変える!

 過去を辿れば、「米のさくら屋」の現場を伝える為、北海道の田んぼにも行った。他にも「お布団屋『寝具のわたや森』さんに行った時には、制作途中で中身の綿を触らせてもらって。もうフッカフカ!布団もビックリするくらい軽いんですよね。」と話は止まらない。商品の制作現場ってドラマチックで素敵ですね、と言うと、彼女は大きく頷き微笑んだ。

 また、こういった事が店舗のモチベーションを上げているのも事実。「先日は、伺った際に、歓迎!安枝瞳さんって書いてあって、凄く感動したんです。いい関係ができている。」とも。そう思うと、消費者と同じ目線で伝えてくれる、彼女は店舗とお客様を素敵に繋ぐ“キューピッド”である。

 価値あるものを提供している“匠”だから、お客様の“共感”につながるし、お客様に価値を感じていただいた上での購入だから、その店や商品への“納得”につながります。その“納得”は、安売りなどで買ったものとは全然違っていて、人々の深いところの“幸せ”に直結している。ショップサーブが提供してきた、オリジナリティを大事にする仕組みは、店にこういう深い価値をもたらすことができるのが真骨頂なんじゃないかと思う。

 だから、Eストアーの企画「全国キャラバン「入魂商品」神様のいるお店」(https://estore.co.jp/contents/caravan2015/1601/)がやろうとしている、ニッポンの誇れる匠を追い、さらに、ニッポンの魅力を世に伝えようする動きは、やっぱり僕としては応援したい。店も名乗り出てほしい。ニッポンの文化へのリスペクトを持ちたいし、ECにしかできない、そうした誇れる日本に光をあてる取り組みはきっとできるはずだと思うから。さぁ!ニッポンの明日を想って!

企画・構成 石郷“145” マナブ

安枝 瞳:ヤングアニマル表紙等、2015年だけで掲載実績は20回を越える。LIVEのMC、歌手としても活躍。先日、2nd写真集 「ひとみしり♡」(秋田書店)が発売されたばかり。トライエックスからは「安枝瞳 2016年 カレンダー」も発売。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

石郷“145”マナブ の執筆記事