バレンタインデー直前!今年売れるチョコって?(大丸松坂屋百貨店調べ)
記者の論点:”少しリッチ”なお菓子が流行っている昨今、バレンタインデーにもそういった傾向が伺える。リッチ傾向を受け、ネットショップにおいては、少し高めの品揃えを意識してもいいかもしれない。
2016年のトレンドはこれだ!
1月も下旬となれば、女性の中には「今年のバレンタインデーはどうしよう?」と、一方男性であれば「今年はいくつチョコが貰えるのだろう…」と考えてしまうのではないだろうか。”本命”なのか”義理”なのか、なんて考えてしまう人もいるかもしれない。
これまでであれば、店頭での購入や手作りが一般的であったが、今やネットショップのバレンタイン市場も大きくなってきている。チョコレートを扱うメーカーやブランドだけでなく、百貨店のオンラインショップをはじめ、大手モールもバレンタイン特集ページをオープンさせており、準備は万端だ。
そんな中、大丸松坂屋百貨店では、大丸東京店メール会員の60,000名に実施したバレンタインに関するアンケート結果を公開した。2015年12月28日から31日までの間に336名の回答があった。そのアンケートから、2016年のバレンタインデーのトレンドが見えてきた。
「バレンタインにはどのようなチョコを用意しますか(複数回答可)」という質問では、なんと1位が71%”家族チョコ”、2位が66%で自分チョコという結果になった。続いて3位が”本命チョコ”(63%)、4位が”感謝チョコ”、5位が”義理チョコ”という結果に。実はこの順位、2015年のものとまったく同じ結果である。しかし、割合を見ると、”家族チョコ”、”自分チョコ”の割合はさほど変わらないが、”感謝チョコ”、”義理チョコ”の割合が大幅に減っている。
また、チョコの予算は総合的に見ると2,515円と、昨年の2,343円から上昇している。昨今、スーパーやコンビニで売られているお菓子でも少し値段を上げた”少しリッチ”な物が流行しているが、バレンタインデーのチョコにもそういった考えが影響しているのかもしれない。
そして、チョコを選ぶポイントとして、”家族チョコ”では1位が「普段たべられない」、2位が「有名ブランド」、3位が「見た目のかわいらしさ」となっている。そしてなんと、”自分チョコ”も同じ結果となった。「普段食べられない」が金額的なものなのか、一風変わったものという話なのかまでは調査結果からは伺えないが、少なくとも、どちらかの理由だろう。
”感謝チョコ”や”義理チョコ”を贈る人が減り、”家族チョコ”、”自分チョコ”のランキングが高くなっている。そして、贈るチョコレートの平均価格も上がっているということは、たくさんの人に配るのではなく、あげる人は身近な人ということだ。先にあった予算の話からも、1つのチョコレートの価値が上がっていることが伺える。
バレンタインデーは目前であるが、バレンタインデーが終わればホワイトデーがやってくる。バレンタインデーよりもプレゼントの幅は広がるため、食品を扱っていないショップもホワイトデーにはチャンスがやってくるということだ。是非今からでもホワイトデー商戦に挑む準備を進めて欲しい。