初心者がEC向けリスティング広告で成果を出すには④ ~リマーケティング広告〜
初心者がEC向けリスティング広告で成果を出すには(全6回)
第2回 ~運用前・その2〜
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/7815/
第3回 ~広告とキーワード〜
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/7856/
こんにちは。モネット(株)の藤森です。第4回目の今回はディスプレイネットワーク広告の一部である リマーケティング広告(サイト訪問者を数日~数カ月にわたって追いかけて出す広告) についてです。皆さんも見たことがあるでしょう。
ディスプレイネットワーク広告はECでは成果が出づらいですが、リマーケティング広告(リマケ)は出ます。場合によっては検索連動型広告より出ることもあります。ECは必ずやるべきでしょう。
①グーグルアドワーズでは、検索連動型広告とのキャンペーンを分ける
グーグルで配信する場合、既存の検索連動型広告キャンペーン内でリマケを運営する人がいます。これは数値が正確に把握できず、ミスに繋がるので止めましょう。別途キャンペーンを作成して運営すべきですね。
②商品カテゴリーごとに分けて配信を
アパレルECの場合、AブランドとBブランドがあったとします。まとめて同じ広告を出す人もいますが、それは成果が出にくいです。
Aブランドページの訪問者にはAの広告を、Bブランドページ訪問者にはBの広告を配信しましょう。まとめて配信するのは、そば屋に来た人にラーメンのメニューを渡すようなものです。
③商材によっては画像広告を先に
テキスト(文章)広告・画像広告・テンプレート広告と3つの広告があります。始めやすいのはテキスト広告ですが、画像広告の方が成果が出る傾向があります(特にアパレル・アクセサリーなど見た目が大事な商材)。画像を作るのは手間がかかりますが、商材次第では先に作って出すのもいいでしょうね。
④画像はヤフープロモーションの審査基準に合わせて作成
画像広告を出す際にはヤフー・グーグルの審査に合格する必要があります。サイズなどはヤフー・グーグルともほぼ同じですが、それ以外の部分でヤフーの方が審査基準が厳しいです。よってヤフーに合わせて画像を作成しましょう。そうすればグーグルの審査(かなり緩い)はほぼ間違いなく通ります。
⑤対象者以外は除外
リマケでは検索と違い、配信するユーザーを選べます(性別・年齢・その他諸々)。メンズアパレルなら女性は除外し、化粧品なら男性を除外する必要がありますね。
リスティング広告では “誰に配信するか” が成否を分けます。それは検索広告ではキーワードで、リマーケティング広告ではターゲットリストで決まります。広告自体よりもそちらの方が重要ですね。