まずやってみて越境EC。語学がなくても挑戦「優日購」
記者の論点:商品登録画面も日本語で表示されていることから、夢の越境EC進出がこれまでより身近なものとなった。
中国の「海外通販」ブームの波に乗る!
杭州杰恩西(J&C)網絡技術有限公司(以下「杭州J&C」)とその日本支社、株式会社C2Jジャパン(以下「C2Jジャパン」)は、2月3日に共同運営する日本製品輸出BtoBサイト「優日購(ヨーリゴー)」において、中国語対応ができない日本サプライヤーのために、日本語での商品掲載が可能となったことを発表した。
「優日購」は、杭州J&C(中国本社)とC2Jジャパン(日本支社)が運営する、日本サプライヤーと中国バイヤーを結ぶBtoB中国輸出プラットフォームだ。そのため、今年1月のオープン当初は中国語による商品掲載のみを予定していたが、中国語対応ができない日本サプライヤーも気軽に出店できるよう、日本語での商品掲載が可能となった。
商品登録画面も全て日本語で表示されているため、簡単に操作することができ、中国進出への第一歩を今すぐにでも踏み出すことができる。
しかし、多くの中国バイヤーから問い合わせを受けるには、やはり中国語で掲載したほうが有利だという。「優日購」では「中国語翻訳サービス(有料)」も用意されているため、ぜひ活用して欲しい。
現在、中国では海外の商品ネットが気軽に購入できる「海外通販」が人気だ。2014年の日本からの越境EC購入額は、6,064億円で、2018年までに1,3兆円まで増加する見込みだ。「優日購」は日本サプライヤーと中国バイヤーを繋ぐ太いパイプ役となり、中国輸出に関する様々なサービスを提供していくという。なお、中国現地法人不要な上、開店審査・情報掲載一切無料だ。
「中国で個人に直接販売するのは不安」「他の越境ECサイトは手数料が高い…」そう考え、越境ECに踏み出せないネットショップは多いだろう。ところが、「優日購」では出店・審査・掲載、初期費用も無料であり、販促サービスも1回のみではあるが、無料で利用できる。今回、日本語での商品掲載が可能になったということで、また一歩中国での越境ECが近づいたといっても過言ではない。第一歩として、「優日購」を利用してみるのも手だろう。