ファミマとユニーが吸収合併!ECへの影響はポイント?
サークルKサンクスがファミマに変わる!
株式会社ファミリーマート(以下、ファミリーマート)とユニーグループ・ホールディングス株式会社(以下、ユニーグループHD)は、昨日、吸収合併契約を締結したと発表した。昨年10月15日付で両社の統合に関する基本合意を締結し、その後協議を行ってきたが、本日、ファミリーマートおよび株式会社サークルKサンクス(以下、サークルKサンクス)の間で吸収分割契約をそれぞれ締結することを決議し、ファミリーマート及びサークルKサンクスの商号の変更を行うことを決議した。
この吸収合併では、ファミリーマートを吸収合併存続会社、ユニーグループHDを吸収合併消滅会社とし、また、ファミリーマートは吸収合併の効力発生日(平成 28 年 9 月 1 日予定)に、その商号を「ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社」に変更する予定となっている。
その後、ファミリーマートが持つコンビニエンスストア(以下、CVS)のフランチャイズシステムによるCVS事業をサークルKサンクスに承継する。また、サークルKサンクスは、本吸収分割の 効力発生日(平成 28 年 9 月 1 日予定)に、その商号を「株式会社ファミリーマート」に変更する予定。
なお、吸収合併の効力発生日(平成 28 年 9 月 1 日予定)に先立ち、ユニーグループHDの普通株式は、株式会社東京証券取引所(以下、東京証券取引所)市場第一部及び株式会社名古屋証券取引所 (以下、名古屋証券取引所)市場第一部において、平成 28 年 8 月 29 日付で、上場廃止(最終 売買日は平成 28 年 8 月 26 日)となる予定だ。
サークルKサンクスがファミリーマートに代わるというとは、決済の時に扱われるポイントも変わることを意味する。現在、サークルKサンクスでは「楽天ポイント」、ファミリーマートでは「Tポイント」を利用できる。
モールで考えてみると、楽天市場で利用できた「楽天ポイント」がコンビニで利用できるか、という部分が気になるところだ。また、従来、ファミマはYahoo!ショッピングで利用できる「Tポイント」の利用ができていることから、これが拡大することは間違いないと言え、ヤフーにとっては追い風となるのではないか。実店舗のコンビニ業界の動きではあるが、ECサイトにも影響のある話、しっかりチェックしておきたい。