GoogleやAmazonがコンテンツ強化!ECへの影響は?
YouTubeから有料会員向けコンテンツ提供開始
先週水曜、米国YouTubeより2月10日から「YouTube Red」においてオリジナルコンテンツの提供を開始すると発表があった。
「YouTube Red」とは、月額9.99ドルで利用できるYouTubeの会員制有料サービスのことである。現在は米国のみで提供されている今サービスだが、対象地域は順次拡大していく予定とのこと。
これまでのYouTube Redは会員特典として、
・広告なしの動画…ログイン状態で、動画の再生前や再生の途中に挿入される広告、バナー広告、検索広告、オーバーレイ広告も表示されなくなる。
・オフラインに保存…動画や再生リストを保存して、インターネットに接続していないときでもオフラインで視聴できるようになる。
・バックグラウンド再生…他のアプリを起動しているときや、画面がオフになっているときにでも動画を再生できる。
の3つがあったが、2月10日からはここにオリジナルコンテンツが追加される形となる。
2月10日に提供が開始されるのは、4本の映画やバラエティー番組で、これらは日本でもYouTubeで購入、視聴できる。ラインナップは以下。
・A Trip to Unicorn Island…
・Dance Camp
・Lazer team
・Scare PewDiePie
このニュースから読み取れるのは、Googleが広告の出稿先としてだけでなく、コンテンツを販売することで事業を拡大しようと舵を切っていることだ。YouTube RedやGoogle Playで質の高いコンテンツを提供し収益源としていく、これはEC業界でいうとAmazonと似た動きのようにも感じる。商材が”コンテンツ”となると”通販”からは少し距離があるように感じるが、独自コンテンツの販売で自社サービスの価値を高めようとする動きがあることを認識しておくべきだろう。