CV数の緊急事態を報告!AIアナリストに新機能追加
Web担当者のルーティーン作業を人工知能が代替
株式会社WACUL(以下、WACUL)は、Webサイトを分析する人工知能ツール「AIアナリスト」にサイトへの訪問数やCV数の変化と原因を報告する機能を新たに追加したことを2月12日に発表した。
「AIアナリスト」は、Googleアナリティクスを連携するだけで、人工知能がWebサイトのデータを集計し、改善提案を行うサイト分析ツール。2015年4月のリリースより現在まで、累計1,800ものサイトで利用されている。
今回追加された新機能は、サイトへの訪問数やCV数のチェックなどのアクセス解析をWebサイト運営者に代わり「AIアナリスト」が行うというもの。人工知能が毎日の訪問数・CV数・直帰率・新規セッション率のデータ変化を自動でチェックし、変化に異常があった際は、すぐにメールにて運営者に報告する。
この機能により、毎日欠かさずに行わなければ見落とす危険性のある「検索順位の下落」「原因不明のCV数の激減」といった問題へ迅速に対応することが可能となる。さらに同機能は、「SNSで紹介された」など、データに変化を及ぼした可能性のある出来事を調査することもできる。人工知能が出したアクセス解析の月次レポートの出力も容易とのこと。
訪問数の予測と異常な変化への対応。これは運営者が日常的に行っていないと見えてこないものだが、日々の業務として取り入れるとなると負担は大きい。これまでデータ調査を外注に頼っていたサイト運営者も多くいると思うが、「AIアナリスト」を利用すれば、最初に数分の設定をするだけで自社内で完結できるようになる。同機能は、サイト運営者のルーティーン作業の軽減により、他の作業や施策に打ち込めるようになるだけでなく、費用面からも充分に魅力的と言える。
これまでECサイトと人工知能の関わりと言えば、自動接客など売上に直近したところでクローズアップされることが多かったが、訪問数管理など細かい所にAIが広がってきた。サイトと連動し、AIも共に成長していることが窺える。