ふみコミュで女子中高生のECサイト利用実態が明らかに(ふみコミュニケーションズ調べ)
社会人のECサイト利用調査は各社が行っているが、中学生、高校生の利用実態は・・・?
女子中高生の約8割がECサイトを利用!
株式会社ふみコミュニケーションズは、自社で運営する女子中高生のためのポータルサイト“フミコミュ!”にて、「女子中高生のお金の使い方に関する意識調査」を実施。78%もの女子中高生がECサイトでの買い物経験があることがわかった。
以前、ECのミカタ編集部の記者が大学生のEC利用状況調査を行った際、20人中19人がECサイトを利用したことがあるという結果が出た。女子中高生の間でもECサイトは頻繁に利用されているようだ。
ECサイトでの購入した商品で一番多かったのが、72.3%「服・アクセサリー」。続いて、35.4%で「コスメ・カラコンなどの美容グッズ」、34.4%で「CD・DVD」となった。その他の回答では「スマートフォンケース」や「芸能人のグッズ」などが多く挙げられたという。
日常の多くのうち、学校に通っている彼女たちにとって、私服やアクセサリーを身につける機会は比較的少ない。コスメにおいても、校則で化粧が禁止されていたり、そもそもまだ興味がない中高生も多いのではないだろうか。そう考えると、彼女たちがECサイトで購入しているものは日常から離れたものなのでは、と思えてくる。
女子中高生が抱えるECへの不安
また、「ネットで買い物をしない理由は?」という質問に対して、38.2%が「実物を見られないから」と回答。実はほぼ同じ割合で、「やり方がわからない」(35.5%)、「親から禁止されている」(32.7%)、「住所などの入力をするのが不安」(31.8)という回答があった。
「実物が見られないから」という、ECの一番難しい部分とともに、「親から禁止されている」、「住所などの入力をするのが不安」という、ECサイトの利用に対する不安が親御さんにもあるようだ。
スマートフォンが普及しているとはいえ、「インターネットは怖いもの」と感じている人はまだまだ多いのかもしれない。もちろん、使い方を間違えれば危険が伴うし、自己責任的な要素が強い。だからこそ、親御さんとしては、まだまだECサイトでの買い物は控えさせたということになるのだろう。
とはいえ、昨今のフリマアプリ流行の中心にいるのは若い女性たちだ。もしかしたら、ECサイトは利用したことがないが、フリマアプリは利用したことがある女子中高生もいるのかもしれない。今後彼女たちが本格的にECサイトを利用するようになった時、一体どんなEC業界となっているのか、ECサイトの発展が楽しみである。