メタップス、ペイデザインを完全子会社化へ。何が目的か。

ECのミカタ編集部

メタップス、ペイデザインを子会社へ

オンライン決済プラットフォームを提供している「SPIKE」を展開する株式会社メタップス(以下、メタップス)は、EC決済事業を始めとした決済事業を展開するペイデザイン株式会社(以下、ペイデザイン)の株式を取得し完全子会社化したことを発表した。

メタップスの提供する「SPIKE」とは、決済・電子マネー・マッチングなどの様々なサービスを提供しておりEC事業者へ包括的なサポートを行っている。カード決済機能がついたリンクを設置するたけで、誰でも簡単にWEBサイトに販売機能を追加できるサービスである。 現在様々なところで耳にするようになったフィンテックとはファイナンスとテクノロジーを組み合わせた造語であり、金融のテクノロジーのことである。メタップスの「SPIKE」は「テクノロジーでお金のあり方を変える」をということを掲げており、これはまさにフィンテックサービスである。

一方ペイデザインはEC決済事業を始めとして、リアル店舗決済事業・家賃決済事業・電子マネー事業など決済において幅広いサービスを提供している。ペイデザインのクレジット決済事業は、世界最高基準の情報セキュリティをクリアした決済システムである。またECサイトやカタログ通販や電話やメールやモバイルサイトにも対応可能で、対応範囲が幅広い。

株式取得の目的とは

2社が展開しているオンライン決済市場は今後も拡大していく見込みである。そのため拡大していく市場で地位を確立するためには事業拡大の加速・強化を必要としている。 メタップスは今までEC事業者へサービスを提供していたが事業の幅拡大のために、ペイデザインを完全子会社化して幅広いサービスで事業拡大の加速・強化を推進しようとしている。事業拡大・開発への取り組みを強化することでさらに事業を発展させ顧客満足を向上させる目的だ。

「SPIKE」は約20万アカウントを突破しており、現在もなお増え続けている。今回、両社が連帯したことにより、「SPIKE」を基盤とし登録アカウントが25万件、グループ年間取扱高が1,000億円を超える。決済プラットフォーム規模が拡大したことで、利用者一人一人のニーズに沿ったサービスを展開していくだろう。

決済はお金を扱うので、一歩間違えれば大問題になりかねないシビアなものである。利用するにあたって決済サービス=安心できるものが前提になっている。そんな中、『コンピュータにあらゆるデータを学習させ、人々の最適な意思決定を支援する頭脳になる』というビジョンを掲げるメタップス「SPIKE」はペイデザインとの連帯で事業拡大、お客様満足を向上させるため、テクノロジーを屈指して決済サービスと同時に安心も提供しているのではないだろうか。


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