商品撮影の悩み解消、パナソニック「LUMIX CM10」

ECのミカタ編集部

パナソニックでコスト減クオリティ増の秘密

 全国のEC事業者の中には、販売する商品の写真を自分達で撮影して、HPに載せるという方もいることだろう。しかし、そういった商品撮影はなかなか至難の業で、思うように撮影できず、結局、プロのカメラマンにお金を払い、撮影を依頼するといった事例も多いのではないだろうか。EC店舗としては、なるべく無駄なコストを発生させたくないものだ。

 そんなEC事業者に朗報だ。パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社(以下、パナソニック)が、パナソニックのショッピングサイト「Panasonic Store(パナソニック ストア)」において、コミュニケーションカメラ「LUMIX CM10」の法人向けの販売を、2016年4月26日(火)より開始した。

 パナソニックのCM10は、ポケットサイズで一眼クオリティの高画質撮影を実現することができ、自社の商品撮影に悩むEC事業者にとっては強いミカタとなるだろう。

 合わせて、パナソニック ストアの法人サイトにて「LUMIX CM10」を購入した方限定で、グラムス株式会社(以下、グラムス)が提供している画像自動加工ツール「ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)」が「LUMIX CM10」で使えるアプリケーションを配信する。

 EC事業者が従来の「ZenFotomatic」を使用し、オンラインショップやカタログに商品写真をアップロードするためには、カメラで撮影した画像データを一旦パソコンに移してから、グラムスのサーバーにアップロードをし、そこで画像の加工を行う必要があった。

 しかし、今回グラムスがLUMIX「CM1」・「CM10」の専用アプリケーションを開発したことにより、EC事業者はCM10によるクオリティの高い商品撮影を行えるだけではなく、撮影の度にパソコンを開かずともカメラ一台で、撮影した画像の加工・アップロードの工程を全て完結させることが可能となることから、スピーディーなECサイト作りを行えるのだ。

顧客満足を高める商品写真へ

 ECは直接顔を合わせて商売を行うことができないので、インターネットの画面がEC事業者の顔となる。よって、サイト上で掲載されている商品の写真のクオリティが低ければ、消費者には良い印象を与えることができない。

 クオリティの高い商品写真は撮影したいものの、プロのカメラマンに商品撮影を依頼するとコストがかかってしまうと頭を抱えるEC店舗には、パナソニックのCM10が大活躍してくれることだろう。さらに思い立った時にすぐ自分たちで商品を撮影・加工し、アップロードが行えるのも魅力的である。

ECではいかに画面上で商品、店舗の魅力を上手く伝えていくかが求められている。だからこそ、サイトでの商品画像はそのEC店舗のイメージを伝えるツールとしてとても重要だ。

今回のCM10、そして「ZenFotomatic」のアプリをEC事業者が利用することで利便性が向上することは、消費者の満足度を上げることに繋がり、最終的にはEC店舗が長く愛されていくことに繋がるのではないかと感じる。

今後も様々なEC支援企業により、EC事業者のサイト作りがより進化し、顧客満足の獲得が期待できるのではないだろうか。


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