ヤマト運輸、JR駅へ「宅配便受取りロッカー」設置
ヤマト運輸、JR東日本の駅へ「宅配便受取りロッカー」設置
ヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)は、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)の首都圏の駅へオープン型宅配ロッカー「宅配便受取りロッカー」の設置を進めることを発表した。
ヤマト運輸は今年6月以降にJR東日本の駅に「宅配便受取りロッカー」を設置を開始する。「宅配便受取りロッカー」を設置予定の主な駅としては池袋駅、川口駅、蕨駅、大井町駅、鶴見駅、藤沢駅、平塚駅、豊田駅、下総中山駅、幕張駅、東所沢駅などが挙げられている。
また順次、山手線、京浜東北線、東海道線、中央線、埼京線、総武線などの首都圏各路線の駅へも設置を検討する予定である。
利便性向上のため
設置することになった狙いとしては宅配便を受け取る利用者の更なる利便性にある。今、社会的課題になっている再配達を軽減するためにオープン型宅配ロッカーインフラの構築に取り組み、ヤマト運輸は昨年11月から首都圏の駅を利用した実証実験を進めてきた。
そして今年1月28日には仏ネオポスト社と、日本においてのオープン型宅配ロッカーインフラを構築、運用のための合弁会社の設立について基本合意した。ヤマト運輸は日本国内の各事業者が利用できる高品質であり利便性の高いサービスの提供を目指している。これによりJR東日本の駅を利用する顧客が通勤や通学中に手軽に荷物を受取ることができるだろう。
今後ヤマト運輸は顧客が「受け取りたいタイミング」で「受け取りたい場所」で受け取ることができるように、駅などをはじめとしたアクセスが簡単な場所への受け取り場所の拡大を進めていく方針である。