【比較】ECサイトの構築方法・各サービスの特徴とは?

ECのミカタ編集部

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 ネットショップの運営では、集客のためのPR方法の選定や実施、決済におけるリスクヘッジ対策、顧客との直接の接点となる物流業務、さらに受発注や顧客管理に関する業務などにに時間を取られがちになります。こうした多岐にわたる基本業務は、どれもおろそかにできない非常に重要なもので、そこにネットショップ運営の難しさがあります。

 そこで活用したいのが、これらの業務をサポートする支援企業のサービスです。うまく活用することで、ショップ事業者は、サービスのクオリティをアップしてお客様の満足度を高める施策に注力するなど、本来業務を最優先することができるようになります。ただし、多種多様なサポート・サービスが用意されているものの、どの支援企業をアウトソース先に選ぶかということは、売り上げを伸ばす上で重要な鍵になります。

 ここではまず、ネットショップの出店を支援するサービスの選定方法を考えてみましょう。そもそも、ネットショップを始める段階において2つの状況が想定されます。1つはネットショップのみで事業を行う場合、もう1つはリアル店舗と並行してネットショップを運営する場合です。後者については「オムニチャネル」と呼ばれ、それ特有の業務が発生する場合も多く、オムニチャネルを行う企業向けのサポートサービスも多数存在します。※オムニチャネルについては、こちら(https://goo.gl/zYz77m)で説明しています。

【目次】
1、ショッピングモール店舗と独自ドメイン店舗のちがいとは?
2、ショッピングモールとは?
3、ショッピングカートとは?

1、ショッピングモール店舗と独自ドメイン店舗

1、ショッピングモール店舗と独自ドメイン店舗

 まずネットショップをどこで展開するかに関して2つの出店方法、独自ドメイン店舗とショッピングモール店舗があります。ショッピングモール店舗は例えるならデパートのようなもの。簡単に始められることと集客力があることが魅力です。カート、決済、ECパッケージ、セキュリティ、物流などハード・ソフトの両面が整っています。ノウハウを持ったECコンサルタントのサポートもあります。そのため、ネットショップ未経験者でもすぐに始められます。

 それに対して、独自ドメイン店舗は路面店に例えられます。独自ドメインの魅力は、ルールや制約がないのでほかにはないオリジナルの店が作れる点です。 また、顧客情報が手元に残るので、それをもとに リピートにつなげることも可能で、リピートしてくれるようにファン作りができれば、大きな収益を生みます。 半面、個人情報の管理には、重大な責務を負うことになります。また、カート、決済、セキュリティ、物流などをすべて選定して導入する必要が あります。多くの店舗において一番ネックとなりうるのは自店における集客です。

 ショッピングモールか独自ドメインかを選ぶポイントについて考えましょう。 商品が差別化できており、集客ノウハウがあるのなら、独自ドメインでも力を発揮しそうです。 商品の差別化はできているが集客ノウハウがない場合はモールをメインにするのもよいかもしれません。ただ手数料など掛かるため粗利が減ってし まうのも事実です。そうやって自分たちの商品の特性を考え、どこにどれだけお金を費やすことが最大限の効果を引き出すか。ここがどちらを選ぶかの分かれ目になります。もちろん、ケースバイケースですのであくまでも参考程度にお考えください。
 
 さらに詳しく知りたい方はこちら(https://goo.gl/VQ6V0m)をご覧ください。ショッピングモールと独自ドメインの特徴を比較表にまとめています。

2、ショッピングモールに出店するなら

2、ショッピングモールに出店するなら

 ショッピングモールは大きく分けると「出店型」と「出品型」の2つがあります。「出店型」は、各企業がモールへ出店し、1企業1ショップを運営する形式で、代表的なモールは 楽天市場や Yahoo! ショッピングです。また、「出品型」は一つの商品 ジャンル内に商品を集め各企業がモールへ出品する形式で、代表例は Amazonマーケットプレイスです。どちらがいい、悪いということではなく、一つの商品だけでも出品できる「出品型」、複数商品から品ぞろえして提案する「出店型」で、自分の状況 に合わせ、選ぶことが大事だと思います。

 さらに取扱商材によって「総合的」か「専門的」かに分かれます。総合的モールの代表は楽天市場やYahoo! ショッピング、Amazonマーケットプレイス、さらにCtoCのフリルやメルカリなども総合的モールです。専門的モールは、文字通り特定分野の商品を専門的に取り扱うモールで、食品のぐるなび食市場や、アパレルのZOZOTOWN、手作りアクセサリーCtoCのminne などがあります。最近ではスマートフォンの普及でCtoCモールも急速に広がっています。

 ショッピングモールに出店をお考えの方は、こちら(https://goo.gl/yHaq4Q)をご覧ください。各モールの立ち位置や特徴をまとめています。特に出店料や出店後のサポートはチェックしておきたいポイントです。

3、ショッピングカート(独自ドメイン)を利用するなら

3、ショッピングカート(独自ドメイン)を利用するなら

 ショッピングカートとは、ネットショップで商品を注文し、買い物かごへ入れた商品数、送料、手数料などの金額計算や、申込者の住所・電話番号などの情報を一元管理することができるシステムです。提供事業者の多くはASPと呼ばれる形態でサービス提供しており、アプリケーションソフトをインターネット上で提供しています。提供事業者ごとに特徴などに違いがあるので、自社に最適なショッピングカートを選ぶことが肝要です。

 モールへの出店と違い、独自ドメインでネットショップを出店するということは、すでに触れたとおり、リアル店舗と同様に、ネット上に自店の住所(ドメイン)を設定し、イチからショップを構築するわけです。現実問題として、自身の力のみで構築することは至難の業であり、出店のための信頼できるパートナーを選定する必要があります。その中心となるのが商品ページや決済を担当する「カート」と呼ばれるシステムです。CMS(コンテンツマネジメントシステム)+決済の提供を基準とするこのサービスを利用すれば、まず「ネットショップを構える」というステップまでは完了させることができます。もちろんサービスの種類ごとにサポート範囲や商品ページのデザインなどが異なり、費用に関しても各社に個性が見られます。

 ショッピングカートの利用をお考えの方はこちら(https://goo.gl/DIxoj9)をご覧ください。各社の特徴をまとめています。

文:ECのミカタ編集部 / 編集:福島 れい
<2015年のEC業界総まとめ!! EC業界大図鑑 追記>


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