おはようございます。毎日のニュースをピックアップしてお届けしてきたこの朝刊、来週から新企画が始動するため今日で一区切りとなります。ここまでお読みくださりありがとうございました。新企画の方もぜひよろしくお願いいたします。今日は金曜、一週間の締めに今日も一日頑張りましょう。

業界に波紋が！楽天が踏み出した大きな一歩

　ECに関連する各メディアが一斉に報じたので、既にご存知の方は多いと思います。楽天が新たな品質維持施策を今年9月に開始することを発表しました。ECのミカタでも、楽天・河野氏に編集長・石郷が直接その詳細を伺ってきました。

　この新施策、単純に表などで整理して見ると、出店店舗の締め付けでは？という懸念も出てくるかもしれません。実際、そういった声も耳にします。ですが、そうとも言えないんです。その真意を説明するには、微妙なニュアンスをそのままにお伝えする必要があるでしょう。そこまでお伝えしたいと、取り上げました。

　拡大するEC市場にあって、残念ながらその全てがクリーンであるとは言い切れない状況です。表示の問題、品質の問題、安心安全の問題…そういった問題がニュースで取りざたされたことは、多くの人に記憶にあるのではないでしょうか。EC市場が今後も成長するために「正しいものは、正しくない」と表明する、それが今回の楽天の新施策であり、日本国内におけるECの先駆的存在である楽天がそう表明することは、大きな影響力を持つはずです。

　けれども、先に言ったように、店舗の締め付けがあってはならない。そこで楽天は、今まで築いてきた仕組みと店舗さんとの関係性を活かして、この施策が店舗にも益となるよう考えているようです。とはいえ、それは難しいバランス。舵の取り方によっては、真面目にやっている店舗にとっても苦しい方向に進む可能性も少なあらずあります。逆にうまくバランスを取れれば、EC市場は次のステップに進めるかもしれません。

　実際にどう展開するのか、読めない部分がまだまだあるのが現状です。煮え切らない結論となりますが、今は決めつけをしすぎずに、流れを見極める段階なのではないでしょうか。

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