日本と海外を結ぶ決済システムが開始!不正にも強い?

ECのミカタ編集部

海外進出の際の“決済システム”の悩みを解決!

 タイで決済代行業を手がけるOmise株式会社(以下、Omise)は、日本での事業展開においてOmise Japan株式会社(以下、Omise Japan)から、システム実装が簡単で日本と海外で使用可能なオンライン決済サービス「Omise Payment」を正式に提供を開始した。連続企業家であるOmise Japanの代表取締役社長の長谷川潤氏が決済の課題を解決するためにタイで創業したOmiseは、日本と東南アジア領域に強みを持っている。Omise Paymentは日本から東南アジア市場へ進出させる企業や、日本国内で事業展開させる企業に対して不正に強く高機能な最新のシステムで事業を支援する。

 通常、事業者が海外に進出する際、事業者は各国で決済会社と契約、システムの開発を進める必要があった。Omiseは、現地のクレジットカード会社や銀行と直接契約を接続している。これにより、同じシステムと管理画面を使って、海外でも日本と同じ環境で現地通貨による決済を行うことができるためシステム開発、オペレーション構築と実施の手間が軽減でき、メイン事業に集中することができる。

 基本機能として無料で提供する不正検知システムでは、多数のパラメーターを使って全ての取引を監視している。これにより、事業者の不正被害のリスクを低減する。また、クレジットカード情報を別の文字列(トークン)に置き換えて利用するトークン決済を採用している。トークン決済による事業者はクレジットカード情報を保存、処理、通過する必要が無いため、クレジットカード情報漏洩のリスクが低減する。

 導入を最大限簡略化するために仕様は全てweb上に公開しており、審査も最短2営業日で完了する。開発者はAPIを利用して簡単に開発ができるため、最短1週間以内でオンライン事業者にクレジット決済機能を提供することが可能だ。

 決済システムを導入する上で、最も気を付けなければいけないことは「情報漏洩」だ。ユーザーの大切な情報を預かっている限り、厳重に守らなければいけない。その点、不正被害のリスクを低減する「Omise Payment」は不正検知システムがあるため安心だ。「Omise Payment」が日本と海外を繋ぐ架け橋となることだろう。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事