BASEの20万店舗が「PAY ID」を導入!その意図は
会員IDを使ってスムーズに決済!
オンライン決済サービス「PAY.JP」を運営するBASE株式会社(以下、BASE)は、「PAY.JP」の購入者向けID型決済サービス「PAY ID」決済の提供を開始する。BASE社は、これまでも「PAY.JP」というサービスを提供しており、もとより、ネットショップを提供するサービスを提供しているが、これは決済に特化したサービス。ショップを運営する「BASE」というのではなく、例えていうなら、弊社のようなメディアが定期購読を促したい、といったときに、ウェブサイトに「PAY.JP」という決済の窓口をつくることができて、購読というサービスに課金ができるようになり、決済ができる、というものなのだ。
「PAY.JP」の詳細はこちら→https://ecnomikata.com/original_news/6099/
今回のポイントは、そこに加えて、「PAY ID」が始まるというわけだ。このIDにクレジットカード情報さえ、一度、登録していれば、「PAY ID」を展開しているウェブサイトであれば、その使い回しが出来るため、一回一回、その情報を入力する手間が一気に軽減するわけだ。なお、「PAY ID」決済の提供開始に先駆けて、まずは個人・法人・行政が利用するEコマースプラットフォーム「BASE」のECサイト20万店舗が、本日より「PAY ID」決済を順次導入することとなった。
「PAY ID」決済は、会員IDを使ってオンライン決済ができるサービスである。「PAY ID」にあらかじめクレジットカード情報を登録するだけで、以降は、都度クレジットカード番号やお届け先等の情報を入力する必要なく、会員IDを使ってスムーズに決済を行うことができる。「PAY ID」には複数のクレジットカードを登録できるため、目的に応じて使い分けることも可能だ。
「BASE」で開設されたECサイトでは、今後、新たな決済方法として「PAY ID」決済を追加する。これにより、Eコマースでは国内最大規模となる「BASE」の20万を超える個人・法人・行政のECサイトが「PAY ID」を導入することとなる。「BASE」のiOSおよびAndroidアプリでも、各店舗のWebショップでも、決済方法で「PAY ID」を選ぶとワンタップでショッピングを楽しむことができるようになる。また、「PAY ID」決済のスムーズな購入環境により、店舗にとっても転換率アップや、現在離脱している新規顧客の獲得、リピーター獲得の効果が期待できる。
BASEは、今後「PAY ID」決済の導入加盟ECサイト・Webサイト・アプリの拡大を実現し、「PAY ID」決済の利用シーンを増やすことで、人々が最適な経済生活を行える環境を提供していく。
ECの決済方法として「オンライン決済」を選択肢に加えるECが増加している。それは、「ユーザーに少しでも簡単に決済して欲しい」という想いがあるからだろう。たしかに、決済がややこしいと嫌になり、商品を購入すること自体を辞めてしまう恐れがある。それよりは、「PAY ID」のようなクレジットカード情報を登録するだけで、その後はIDを使うだけでスムーズに決済ができるというやり方の方がユーザーにとっても良いはずだ。このようなサービスが、ユーザーの快適なショッピングに繋がるのだろう。