オプト、O2O市場に新会社「コネクトム」

市場は急拡大、17年度には50兆円へ

株式会社オプトは4月2日、新会社「株式会社コネクトム」の設立を発表した。米O2Oソリューション「Retailigence」の国内総代理店として、様々な業種の流通小売企業を支援する。

野村総研の予測によると、O2O市場は年率10%の成長を続け、2014年度は約40兆円に達し、2017年度には50兆円に達すると報告されている。

オムニチャネルマーケティングのストーリー

オムニチャネルとは、「すべての(オムニ)顧客接点(チャネル)」を意味する。小売業者が実店舗やWebサイト、ソーシャルメディアなど、あらゆる販売チャネルを統合して、顧客が望む形で購買体験を提供する戦略だ。

「Retailigence」はリアル店舗の商品・在庫データを格納できるデータベースと、生活者位置情報をキーとしてコンテンツ自動配信が可能なAPIをもち、商圏内にいる生活者のスマートフォンへのプロモーションを可能とする。

得られた購買データを顧客嗜好の予測、ターゲティングに用いることで、マス広告では不可能な、精度の高いマーケティングが可能となりそうだ。