近畿大学、アマゾンで教科書販売を行うことで事務合理化とコストを削減

ECのミカタ編集部

近畿大学がアマゾンでの教科書販売を本格的に実施
学生用ポータルシステムで特定科目を確認し、リンクされたオンラインショップで教科書を購入
授業計画を必要があれば印刷できる仕組みにし、事務合理化とコスト削減を実現

学生用ポータルシステムで履修科目を確認し、リンクする特設サイトで必要な教科書を購入

近畿大学(大阪府東大阪市)は、2014年9月にアマゾン ジャパン株式会社(以下、アマゾン ジャパン)と締結した「教育、研究、学生サービス充実を図るための連携協定」に基づき、今年度からAmazon.co.jp(以下、アマゾン)での教科書販売を本格的に実施すると4月3日に発表した。

これにより近畿大学の東大阪キャンパスに通う学生は、学生用ポータルシステム「近大UNIPA(ユニパ)」上で特定科目を確認し、そこにリンクされたアマゾン等のオンラインショップで教科書を購入できるようになる。これまでも近畿大学では、アマゾン ジャパンと連携協定を締結し、アマゾンの特設サイト「近畿大学 教科書ストア」での教科書販売を実施していたが、今年度からは履修確認システムを直接オンラインショップにつなげ利便性を向上。本格的な運用実施とした。

教科書の必要な部分のみを印刷することで事務合理化とコスト削減を実現

つい先日、シンガーソングライターのつんく♂さんが入学式の祝辞をあげたことでも話題となった近畿大学。クロマグロの養殖成功からド派手な広告展開まで、その話題性は常に事欠かない。昨年9月に行った日本の大学として初めてのアマゾン ジャパンと連携協定もそのひとつだ。

前期授業・後期授業の開始に販売される教科書。近畿大学の学生約23,000人が、これを一斉に購入するため、学内の書店は混雑し、学生にとって大きな負担となっていた。近畿大学は、この問題を解決するためにアマゾンで販売を開始。さらに今年度からは授業計画に応じて注文できるシステムとし、これまで数百ページに及んでいた授業計画を必要があれば印刷できる仕組みにし、事務合理化とコスト削減を実現している。こうした所でも活用されるEC。今後は、他大学でも採用されていくことと思う。


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