オンライン決済プラットフォーム「SPIKE」を提供する株式会社メタップス(以下「メタップス」)は、人工知能がECサイトに訪れたユーザの行動を学習し、購買率や継続率を最大化するサービス「SPIKEオートメーション」の提供を開始した。

ECサイト運営者はサイトにタグを設置するだけで簡単にサービスを開始することができる。タグを設置すれば、システムが行動パターンを学習し、いくつかのグループに自動で分類してくれるのだ。最適なグループに最適なタイミングで割引クーポンやポイントなどを付与することで、購買率を最大化する。

メタップスは、これまで10万を超える事業者に対して決済を提供し、購買の分析を行ってきた。そのノウハウを活かし、顧客のECサイトに訪問したユーザの行動を人工知能がリアルタイムで分析。最適なタイミングで最適なユーザに販促施策を実施する。

これまでのECサイト運営では、訪問したユーザの多くが離脱してしまい、マーケティング上の非効率が発生していた。昨今では、スマートフォンからのアクセスが増加したことで、さらにその傾向が強まっている。サイト運営者にとって、新しいマーケティングサービス導入時の難点は、運用負荷が増大することにある。しかし「SPIKEオートメーション」では、どのようなクーポンを誰に提示するのかといった初期導入作業や、運用開始後のPDCAサイクルをまわす運用フローをすべて「SPIKE」側で解析し最適化するため、運用コストをかけることなくコンバージョン率を改善することができるのだ。