SHEINが「消費者志向自主宣言」を策定 顧客と積極的に対話・対応
SHEIN Groupは、日本の消費者庁が実施する「5月の消費者月間」に合わせて、日本の消費者のニーズやフィードバックに応え、積極的に対話・対応する姿勢を明確にする「消費者志向自主宣言(以下、本宣言)」を策定した。
8つの方針を策定
今回、SHEINが策定した方針は以下の通り。
1. お客様のニーズにお応えすること
2. お客様の自己表現を可能にすること
3. お客様との密接なコミュニケーションを図ること
4. お客様の声を商品開発に反映すること
5. お客様のための品質と安全性を確保すること
6. 独立系デザイナーをサポートすること
7. お客様とのサーキュラリティに関する取り組みを促進すること
8. 責任ある経営とコーポレートガバナンスの強化に取り組むこと
同社はオンデマンド型ビジネスモデルによって、100~200点の少量で新商品を試験的に投入した上で、顧客のフィードバックや商品のパフォーマンスを踏まえ、人気のある商品のみを再入荷することとしている(<1>について)。
また、フィードバックを商品・サービスに反映することで、優れた購買体験を提供できるよう努めている。問い合わせは、公式サイトやアプリのライブチャット、メール、テキスト、SNSを通じて対応しており、24言語(日本語を含む)でのサポートを提供。各商品ページには、星1~5の評価および顧客による自由記述のレビューを掲載しており、透明性のある運営を行っているとした。(<3><4>について)
顧客のニーズや好みに合わせる
本宣言は、企業による消費者志向経営の推進と、自主的な取り組みを促す消費者庁の方針を支持するものとした。SHEINは本宣言に基づき、今後も以下の取り組みを継続する方針を示す。
◆お客様の声に積極的に耳を傾け、商品ラインアップの改善を図る
◆自己表現を可能にする商品を提供する
◆独立系デザイナーをサポートする
◆商品の品質と安全性において高い基準を設ける
◆お客様がサステナブルな取り組みに参加できるよう後押しする
◆責任ある事業運営を行い、各国政府および規制当局と緊密に連携しながら法令遵守を徹底する
同社は2012年の創業以来、顧客のニーズや好みに合わせることを優先し、手ごろな価格のファッションおよびライフスタイル商品を提供してきた。本自主宣言はその「消費者志向」をより明確に打ち出したものと言えそうだ。
※参考:消費者志向自主宣言(SHEIN)