Amazon、2025年の物流拠点やサービス拡大に関する内容を発表

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ECのミカタ編集部

Amazon、2025年の物流・配送拠点やサービスの拡大について

Amazonは2025年12月23日、物流拠点であるフルフィルメントセンター(以下、FC)と配送拠点であるデリバリーステーション(以下、DS)のインフラ強化など、同年における拠点やサービス拡大に関する内容を発表した。本記事ではEC事業者と特に関連が深いと思われる内容をピックアップして紹介する。

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物流拠点や配送ネットワークを強化

「物流/配送拠点の強化」としては、以下の取り組みが紹介された。

◆名古屋市に西日本エリア最大のAmazon物流拠点を開設
愛知県名古屋市に西日本エリアで最大の物流拠点「Amazon名古屋みなとフルフィルメントセンター」を開設。商品の荷下ろしをサポートする「デパレタイザー」や、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics(アマゾン・ロボティクス)」などの先端技術も導入された。

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◆日本全国6カ所にデリバリーステーションを新たに開設、配送ネットワークを強化
岡山南(岡山県)、千葉柏(千葉県)、福岡北九州(福岡県)、北海道北広島(北海道)、東京江東(東京都)、石川野々市(石川県)に新たに6つのDSを開設。石川県では初の開設となった。

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◆配送パートナーに感謝を伝える「ドライバーさんにありがとうキャンペーン」を実施
全国の配送パートナーに感謝を伝える「ドライバーさんにありがとうキャンペーン」を開始。本キャンペーンでは、対象の配送パートナーに対し、お客様からの「ありがとう」に応じて1回あたり500円が支払われる(顧客の負担なし)。

幅広い商品の受け取り方法を提供

「商品を受け取る多様な選択肢の提供と配送プログラムの拡大」としては、次の3点が挙げられた。

◆「Amazon Key」の導入を47都道府県の3万棟以上のオートロック付きマンションに拡大
◆Amazon Flexドライバー数は47都道府県で数万人、デリバリーサービスパートナー(DSP)の数は全国120社以上に
◆「Amazon Hub デリバリー」プログラムを全国40都道府県に拡大


Amazonでは、さまざまな商品の受け取り方法を提供している。

自宅外受け取りでは、AmazonロッカーやAmazonが連携する企業の店頭カウンターを利用すると自宅以外の好きな場所で、都合の良いときに商品を受け取ることが可能。自宅外受け取り全体としては日本全国で約4万カ所、Amazonロッカーは現在全国47都道府県に4500台以上存在している。

物流現場にも配慮し、新たな施策を続けている。引き続き動向を追っていきたい。