Hacobu、2025年物流キーワードと2026年予測を発表
株式会社Hacobuは2025年12月24日、運営する物流業務改善メディア「ハコブログ」における、2025年の年間アクセスランキングTOP10を発表した。合わせて、業界動向を参考に「2025年、物流領域を象徴するキーワードBEST3」と「2026年、物流領域で起こるトレンド予測BEST3」を選出した。
法改正への対応の関心の高さが浮き彫りに
上位10記事のうち6記事が法規制・法改正に関連する記事となり、物流領域における法改正対応への関心の高さが浮き彫りになった。
一方、3位には「物流体制の再構築」に関する課題解決記事、8位と10位には物流の新技術や業界全体の動向を扱う「業界動向」記事がランクイン。法改正への対応を契機とした、実践的な物流改革への関心の高まりも明らかになった。

※画像元:2025年物流キーワードと2026年予測のBEST3を発表(株式会社Hacobu)
法対応を物流改善の「好機」に
2025年の物流領域を象徴するキーワードBEST3として、以下の内容が挙げられた。
◆取適法(下請法)への荷主の対応
▷改正下請法である取引適正化法(取適法)の施行が2026年1月に控えている(適用基準あり)。ランキング6位と7位にこれらの記事がランクインしたことは、多くの荷主企業が実務対応に追われている証といえる。
◆「2026年問題」への準備が本格化
▷2026年4月以降、年間取扱貨物重量が9万トン以上の「特定荷主」には、荷待ち・荷役時間の削減に関する中長期計画の作成と、定期報告の提出が法的義務として課される。アクセス数の増加は、荷主企業の制度対応に関する具体的な情報への関心が高まっていることがうかがえる。
◆法対応を物流改善の「好機」に
▷「トラック予約受付サービス導入」「共同輸配送」「物流ネットワーク再構築」など、攻めの物流戦略への関心が高まっている。法規制への対応が、物流効率化と競争力強化の「好機」として捉えられ始めている。
物流コストの上昇は避けられない
2026年、物流領域で起こるトレンド予測BEST3は以下の通り。
※画像元:2025年物流キーワードと2026年予測のBEST3を発表(株式会社Hacobu)
ドライバー不足や働き方改革、燃料費の高騰により2026年以降も物流コストの上昇は避けられない。コスト増を受け身で受け入れるのではなく、自ら改善をリードできるかが、2026年以降の物流調達力と競争力の分岐点となると予測した。
本結果を受けて、Hacobu Strategy Director 小林一幸氏は次のようにコメントしている。
「物流費の上昇、運べなくなるリスクの上昇は継続しており、『ウチは大丈夫』と思っていると、ある日突然運べなくなるという事態が起きかねません。2026年は、物流の取り組み方が、結果として企業の競争力や事業継続性に影響を及ぼす転換点となる年になると考えています」
EC事業者にとって物流業界の変化は大きな影響を受ける要因の1つとなる。2026年も引き続き、最新の情報を追っていきたい。


