再配達削減、オートロックによる「設備的制約」がハードルに ライナフ調査
株式会社ライナフは2026年3月26日、再配達と置き配に関する意識調査の結果を発表した。
調査概要
◆調査主体:株式会社ライナフ
◆調査期間:2026年2月13日〜2月14日
◆調査対象:マンション居住者441人
◆調査方法:インターネットによるWebアンケート
◆出典:再配達と置き配に関する意識調査(株式会社ライナフ)
オートロック設備が再配達削減のハードルに
本調査では、居住形態にかかわらず、多くの消費者が再配達について「ドライバーの負担増加や、環境負荷につながる社会課題」と認識していることが明らかになった。
こうした高い課題意識を背景に、「解決のために方法があれば協力したい」と考える層も、大多数を占めている。

配送業界の課題解決に協力意向を持つオートロックマンションの居住者に、再配達を減らすための障害を調査。その結果、「オートロックがあるため置き配ができない」と「配達時間に在宅できない」が最も多い回答となった。

オートロックマンションほど「玄関前置き配を使いたい」
「玄関前への置き配の仕組みを使いたいと思いますか?」という質問に対しては、オートロックマンションでは約8割が「玄関前置き配」を使いたいと回答。非オートロックマンション居住者の、置き配利用意向を上回る傾向が確認された。

オートロックマンションで置き配が利用可能になった場合、「ネット通販の利用頻度が増加する」と回答した人は半数以上を占めた。
利用機会が増える商品やサービスジャンルとして飲料・米などの重くてかさばる商品や日用品(洗剤やティッシュなど)、食品の定期購入(生協やミールキットなど)が上位に並んでいる。

マンション側の環境整備が求められる
本調査結果について、ライナフは次のようにコメントしている。
「今回の調査により、多くのマンション居住者が再配達を『ドライバーの負担増加』や『環境負荷』といった深刻な社会課題として認識しており、解決に向けた高い協力意向を持っていることが浮き彫りとなりました。一方で、オートロックマンション特有の課題も顕在化しています。居住者は『玄関前置き配』に対して肯定的な意向を持つものの、実際にはオートロック設備の制約が壁となり、その利便性を十分に享受できていないという現状があります。このギャップを埋めるためには、セキュリティ性を維持しつつ安全な置き配を可能にする、マンション側の環境整備が求められると考えられます」
オートロックマンションでは、不在時の玄関前置き配が困難な点や、宅配ボックスの満杯など、構造的に再配達が発生しやすい課題がある。
同社はこうした課題をテクノロジーによって解消し、不動産に新たな価値を生み出すため、利便性と安全性を両立するサービスの開発・提供に取り組んでいる。持続可能な物流構築へ向けた取り組みを、引き続き追っていきたい。


