楽天ラクマ、AI技術を活用した出品サポート機能を提供開始
楽天グループ株式会社(以下、楽天)が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」は2025年10月9日、同社開発のAI技術を活用した出品サポート機能の提供を開始した。
画像から商品情報を入力
本機能では、ユーザーが商品を出品する際に登録した画像をAIが分析し、最適なカテゴリ、商品名、商品説明文の候補を自動で提案。楽天が蓄積する数千万点の商品データと連携することで、ユーザーは正確な情報を効率的に入力することが可能になる。
現在の対応カテゴリーは「レディース」「メンズ」「コスメ/美容」「エンタメ/ホビー」「スマホ/家電/カメラ」。今後も順次、対象カテゴリを拡大予定だ。
◆利用方法
▷出品画面で「商品撮影」「アルバム」のいずれかを選択。
▷商品の画像を登録すると、AIが画像を分析し、楽天または株式会社コメ兵(以下、コメ兵)のデータベースから最適なカテゴリ、商品名、商品説明文の候補を自動で提案。
▷提案された商品候補を確認し、適切なものを選択。
▷自動で入力された情報を確認。
※画像元:「楽天ラクマ」、AI技術を活用した出品サポート機能を提供開始(楽天グループ株式会社)
出品時の負担を解決
楽天は本機能開発の背景について、次のようにコメントしている。
「フリマアプリでの出品時には、商品名の入力や商品説明文の作成など多くの情報が必要となり、ユーザーが負担に感じるケースがあることが課題となっていました。このような課題を解決するため、このたび「楽天ラクマ」では、AI技術を活用した出品サポート機能を開発しました」
本機能では「ラクマ最強鑑定」において、提携する「コメ兵」の年間240万点におよぶブランドリユース品の流通を通じて蓄積したデータの一部も活用される。これにより、楽天の商品データに加え100以上にわたる、ラグジュアリーブランドの商品情報の提案を実現。ユーザーは出品時の手間を、大幅に削減できるようになる。リユース市場のさらなる活性化につながる機能として、期待が寄せられる。