「かご落ち」リカバリーメールの開封率42.6% イー・エージェンシー調査
株式会社イー・エージェンシーが提供するプロダクトブランド「さぶみっと!」のひとつ、カゴ落ち対策ツール「CART RECOVERY®」は2026年2月19日、2025年1月〜12月の当サービスにおける「カゴ落ち率」「機会損失額」「カゴ落ちメールの配信効果」に関する調査レポートを発表した。
調査概要
◆調査期間:2025年1月1日~12月31日
◆調査対象:「CART RECOVERY®」を利用中で、月商500万円以上の規模を持つECサイト
◆調査件数:4374件
※各月の利用実績を集計(同一サイトが複数月利用している場合は、月ごとにカウントした延べ数)
◆調査方法:サービス利用ログに基づくデータ集計
◆算出定義
・売上金額:当サービスのタグで計測された金額
※送料・決済手数料等は含まない
・機会損失額:カート投入されたものの、購入に至らなかった商品の総額
◆出典:カゴ落ち率や機会損失額、また、カゴ落ちメールの配信効果に関する調査レポート(株式会社イー・エージェンシー)
平均「カゴ落ち率」は62.9%
本調査における平均カゴ落ち率は62.9%となった。一般的なカゴ落ち率は約70%とされているが、イー・エージェンシーが2025年に実施した調査(調査期間:2024年1月〜2024年12月)では「カゴ落ち率」が平均63.3%となっていた。
カゴ落ちは年間を通じてコンスタントに発生しているが、特に商戦期となる12月は年間最大の機会損失額を記録している。売上が伸びる時期こそ、カゴ落ちによる「取りこぼし」を防ぐ重要性が高まると言える。
本調査によると、カゴ落ちによって発生している機会損失額(カゴに入ったまま購入されなかった商品の総額)は、実際の売上金額の約2.6倍に達していることが判明した。

嗜好性の高い商品は「カゴ落ち率」が高い
「アパレル・雑貨」や「アクセサリー・ジュエリー」は、カゴ落ち率が7割近くに達している。
この結果についてイー・エージェンシーは「これらは嗜好性が高く、デザインや価格を他店とじっくり比較検討する傾向が強いためと考えられます」と分析する。
一方、「カゴ落ち率が高いことは必ずしもネガティブな要素だけではなく、『比較検討している』ということは、購入意欲が非常に高い状態であるとも言えます」と続ける。特にアパレルやジュエリーなどの商材は、適切なタイミングで背中を押すことで、高い確率で呼び戻せる可能性があるとした。

「カゴ落ちメール」の開封率は4割以上
「カゴ落ちメール(リカバリーメール)」の配信効果の平均は、「開封率」42.6%、「クリック率」9.6%、「コンバージョン率」2.3%となった。
EC業界の一般的な開封率は約15%〜20%程度と言われる中、カゴ落ちメールはその約2倍以上の開封率を記録している。
各カテゴリーの中でも「CART RECOVERY®」の契約が多い8カテゴリーの効果を確認したところ、「趣味・娯楽」は開封率が約49%と最も高く、ユーザーの熱量の高さがうかがえる。

本調査結果から、ECサイトには依然として「カゴ落ち」の大きな課題があり、同時にそれが巨大な「売上のポテンシャル」であることが明らかになった。
カゴ落ち対策は「今、まさに買うかどうか迷っている顧客」に、もう一度アプローチするだけで始められる効率的な施策となるだろう。
取扱商品のカテゴリーに関わらず、カゴ落ちは発生する。自社サイトのかご落ち対策の参考にしたい。


