宅配の自宅受け取りの「時間縛りが面倒」約3割 EveryWiLL調査

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ECのミカタ編集部

【1400人調査】宅配荷物の対面受取りは現代の“自宅軟禁”。置き配は4割弱が否定的反応。どうする物流・宅配問題。

株式会社EveryWiLLは2026年3月12日、「宅配サービスに関する意識調査」の結果を発表した。

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調査概要

◆調査日:2026年1月13日~1月17日
◆調査対象地域:東京都
◆調査協力機関:Freeasy、自治体等
◆調査方法:オンラインアンケート調査、インタビュー等
◆調査対象・人数:20歳以上の男女計1400人
◆監修:株式会社EveryWiLL
◆出典:宅配サービスに関する意識調査(株式会社EveryWiLL)

荷物の手渡しは「自宅軟禁」

宅配サービス利用者に荷物の受取り時に不便・面倒等に感じる点を確認すると、「手渡しの宅配は時間縛りが面倒」という回答が約3割(30.1%)で最多となった。

荷物を待つ「2〜4時間」という時間が、生活者にとって「その場を離れられない」「何もできない」空白の時間=“自宅軟禁”として、極めて重いコストになっている実態が見受けられる。

また、「ドライバーとの対面に対する心理的ハードルや恐怖(約4%)」 もあげられており、該当者に対するインタビューでは、特に女性から「インターホンでは来訪者が不審者かドライバーか区別がつかなくて怖い」「男性ドライバーとの対面での荷物受取りに心理的負担を感じる」「パジャマ姿やすっぴんの状態でドライバーと相対して荷物を受取るのはちょっと」といった声が多くあげられた。

約4割弱が「置き配の標準化」に否定的

「置き配の標準化」に関して、約4割(36.2%)ものユーザーが「良いと思わない」「反対」と回答した。

否定的な理由としては、「置き配は盗難や水濡れ・破損が心配」といったリスクへの不安が圧倒的多数を占めた。

昨今、標準化しつつある置き配を前提とした荷物の受取スタイルに対し、日常生活の動線上にある「荷物受取り拠点」で荷物をピックアップする新たな受取り形態への意向について質問。

全世代平均で60%以上が「利用したい」と回答した。特定の世代に限らず、「対面受取り」や「置き配」だけでは解消できないニーズが広がりつつあるようだ。

新たな受取手段が求められる

従来の「自宅での対面での荷物受取り」や「置き配」を前提とした、荷物の受取スタイルが、現代の生活者にとって「2〜4時間の時間的拘束(自宅軟禁)」や「防犯上の心理的ストレス」など、大きな負担になっている実態が浮き彫りとなった。

また、国土交通省等、我が国全体で推進が加速している「置き配」に対しても、盗難や犯罪への不安から約4割のユーザーが否定的な意向を示している。自宅への置き配よりも、荷物の安全性を担保できる新たな受取手段が求められている。

こうした状況を背景にEveryWiLLは現在、荷物の受取り者が、自身の生活動線上にある「無人拠点の宅配荷物の受取り拠点(トリイクスポット)」で、好きな時間に安全に荷物を受け取れるサービスを展開している。

EC市場の発展には、持続可能な物流の実現が欠かせない。ECサイトや購入画面で「受け取り方法の選択肢」を明示することが、施策の1つになる可能性がある。本調査を参考に、ぜひ検討したい。