初心者がEC向けリスティング広告で成果を出すには ~広告とキーワード〜

初心者がEC向けリスティング広告で成果を出すには(全6回)
第1回 〜運用前・その1〜
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/7737/
第2回 ~運用前・その2〜
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/7815/

こんにちは。モネット(株)の藤森です。第3回目の今回は 成果の出る広告・キーワード設定 についてです。


 検索広告の掲載順位やインプレッションシェア(広告掲載機会があったうちどれくらい表示されたか)は、同じような広告を出稿している競合との最終スコアによって決まります。これが高い方が掲載順位が上がったり、シェアが高くなったりします。最終スコアは

 最終スコア=入札単価×品質スコア

で決定されます。つまり 『お金』と『広告の質』 です。品質スコアが高いと、低い単価で広告を出稿できますので、高品質を目指しましょう。品質スコアは1~10で決定され、高い方が良いものです。今日は品質スコアを上げる施策を書いてみます。


①クリック率(CTR)
CTRが高いと、良い広告と判断されます。そのため、1つの広告グループには複数の広告を作り、ABテストを実施しましょう。結果、CTRが悪い広告を停止すると良いでしょう。



②売れる広告タイトルと説明文
広告はタイトルと説明文があります。よく見られるのはタイトルで、説明文はあまり見られていないと感じます。よってタイトルに注力しましょう。

タイトルには設定したキーワードを入れるとCTRが上がりやすくなります。また、価格競争が起きる商材なら 『激安』 を入れると更にCTRアップに繋がりますね。



③キーワードと広告の関連性
キーワードと広告が全く別物だと、悪い評価に繋がります。キーワードが広告に入っていないなどは問題外ですね。



④キーワード・広告とリンク先サイトの関連性
リンク先サイトの質も重要です。例えばあるメンズアパレルの広告なのに、リンク先サイトは全く別のブランドだったりすると、評価は下がります。



⑤表示スピード
ページの表示速度も重要です。早い方が評価が高くなりやすいです。



⑥サイト全体のページ数(5ページ以上)
リンク先サイトのページ数が少ないのも問題です。最低でも5~10ページ以上はないと、悪い評価に繋がると思われます。



⑦リンク先ページの文字数(200文字以上)
リンク先ページにテキストが少なく、画像が多い場合などは要注意ですね。画像内の文字は基本的に認識されないので。



こうやってみると、SEO対策とかなり似てる部分が多いことに気づかされます。前回、 『外と中は2つで1つ』 と書きました。SEOも外部と内部があるように、広告の質も広告だけでなくリンク先ページに大きく左右されます。それを意識しながら、高品質スコアを目指しましょう。