GIコンサルティングパートナーズ EC事業部 部長
町上一郎 氏

EC市場が拡大する中で重要度が高まっていること。それは「集客」に他ならない。ただ、集客にも様々な方法があるが、まず着手すべきがSEOであることは、あまり理解されていない。かつ、これからはそれを自社で内製化していけるかどうかが重要になってくる。その理由と実際の効果、そして成長する市場に乗って利益を上げていくためのマーケティングノウハウについて、株式会社GIコンサルティングパートナーズ EC事業部 部長 町上 一郎氏にお話を伺った。

広告より先に必要なインハウスSEO

　GIコンサルティングパートナーズが提供するのは、「言行一致」に基づいた確かなマーケティングノウハウだ。同社では、自社で実際にテストを行い、結果が出ているノウハウだけを提供している。

「マーケティングやコンサルティングというと、どこかの本に書いてあるような理論だけを教えている場合も決して珍しくありません。そうやって、せっかくコストをかけたのに効果が出なかったという経験をお持ちの事業者様も少なくないと思います。しかし弊社の場合は、弊社自身が実践し、結果が出ていることだけをお客様へお伝えしており、”再現性がある”ということにこだわったコンサルティングを行っています」。

　特に同社が重視しているのが「インハウスSEO」による集客だ。

「SEOについては、『もうSEOの時代じゃない』とか『SEOは死んだ』といったことを言われる方もいらっしゃいますが、時代が変化しても、マーケティング施策の根本にSEOがあることは変わりません。そもそもSEOとWEB広告は、全く性質の異なるものです。例えば、保険になぞらえて説明すると分かりやすいのですが、SEOは返戻金のあるタイプ、広告は掛け捨てタイプ、のようなものです。つまりSEO対策は、やればやるほどインターネット上に自社の資産としてドンドン積み上がっていく性質のものであり、しかも広告に比べて導入・運用ともに低コストであるため、スタートアップ時やリソースの限られた中小の事業者様は、まず行うべき施策はSEO対策なのです」。

　とはいえSEOというと、何となく難しいという意識や、業者に頼んだがコストがかかるばかりで売上につながらなかったという体験がある方も多いと思う。しかし、そういったイメージを覆すのが、同社が提供するノウハウなのだ。

「SEO対策は、やり方さえ分かれば内製化して簡単に行うことができます。それが弊社の実践している『インハウスSEO』です。実際に、ウェブ上で『経営コンサルティング』というワードで検索をしていただくと、弊社のサイトが必ず上位表示されるかと思います。これは弊社内でSEO対策を行った結果ですが、このノウハウをそのままお教えします。このノウハウを使って、1年半ほどでセッション6倍、売上4倍を実現し、廃業寸前のところから奇跡のV字回復を遂げたクライアント様もいらっしゃいます」。

EC経営者限定セミナーと新SEO対策ツール

　GIコンサルティングパートナーズが提供するノウハウの入り口となるのが、同社が経営者限定で開催しているセミナーだ。もともと同社のコンサルティングは、EC事業者に限らずあらゆる業界の事業者を対象としたものであるが、EC業界の拡大と新規参入の増加を受けて、EC事業者に特化したセミナーを昨年開催。そして好評を受け、今年も同様のセミナーが再度開催されることとなった。

「昨年開催したセミナーでは、ご参加者様の傾向として、既に実店舗でブランドを確立している事業者様で新たにECに参入したいというパターンと、ゼロから事業自体をECでスタートしたいという、2つのパターンのご来場者様が多かったです。そこで今回は、そういった事業者様によりお役立ていただける情報をお伝えしていこうと思っています」。

　また、GIコンサルティングパートナーズでは、今年より新たに月額3万円で利用出来る自社開発SEO対策ツール「UPXEED（アップシード）」の提供を開始している。ウェブマーケティングのツールというと、高額かつ複雑なツールも多い中、この「UPXEED」は、クラウド型のため作業環境への負担も少なく、同社が提供しているノウハウと同レベルのSEO対策が非常に簡単に社内にて実践可能になるという。まずはセミナーにてSEO対策の基本を押さえ、このツールを含め、自社の状況に合った方法で「インハウスSEO」を実践していけさえすれば、集客力や売上の向上はもちろん、事業運営コストの圧縮にもつながり、その分のリソースを他の施策に配分することもできるようになれば、事業の成長に大きく貢献することだろう。

コスト0で売上向上？助成金の活用法

　「インハウスSEO」などのマーケティング施策の重要性は分かるが、そもそも新たな施策に割くだけの人手や資金などリソースがないという中小事業者も多いと思う。そこでGIコンサルティングパートナーズが推奨しているのが、＂助成金＂の活用だ。助成金を活用することで、実質、自社コスト＂0円＂でマーケティング施策を打つことも十分に可能になる。実際に、誰もが知っているような大企業でも、年間数千万円単位の助成金という名の＂営業外収益＂を手にしている企業は決して珍しくないそうだ。

　同社は、ECに限らずあらゆる業界の中小企業向けの経営コンサルティングを行っているため、助成金の他にも、補助金や経営革新計画取得サポート、組織の体制作りや内部活性化支援など、中小事業者が成長するためのノウハウを総合的に提供できることが大きな強みだ。同社のセミナーやコンサルティングでは、それぞれの分野の専門家がそのノウハウを提供しているので、抽象的ではなく今すぐ実践できて効果の出る方法を知ることができるのだ。

「助成金の獲得と活用については、最近、多くの企業様がセミナーを行われていますが、弊社の強みは、事業運営全体を見渡してのご提案ができること、各分野の専門家がノウハウを提供できることです」。

　同社が開催するセミナーでは、そのノウハウで結果を出している事業者も実際に登壇するので、参加者にとって、自社がどのように成長できる可能性があるのか想像もしやすい。

全てに通じるのはユーザー目線

　GIコンサルティングパートナーズがここまで効果の出るノウハウを蓄積できている大きな要因として、全ての施策が「ユーザー目線」だということがある。

「サイト構成も、マーケティング施策も、それらは枝葉であって、すべての根幹には、まず『ユーザー目線』の考え方が必要です。そうでないと、商品にしろ、サイトでの紹介の仕方にしろ、ユーザーにとって価値のあるものを提供することはできません」。

　町上氏は、現在提供しているマーケティングノウハウだけでなく、その一歩手前の、上記のような考え方やそれを実現するための方法などを、特にスタートアップの段階のモール店事業者向けに提供できるリーズナブルなコンサルティングサービスもスタートしていくという。

「これから、EC事業のスタートアップの段階を支援する、リーズナブルで簡易的なアドバイスコンサルティングサービスのご提供を開始します。私どもは自社サイトの重要性を訴えてはいますが、決してモールを否定しているわけではありません。楽天、Yahoo!、Amazonなども非常に重要な収益源に間違いありません。スタートアップの段階の事業者様は、どうすれば売れるのかが分からない方が最も多い層であり、一番コンサルティングが必要なフェーズです。しかし、一般的なEC事業者向けのコンサルティングサービスは意外と高くて、利用が難しいというお声をよく耳にしてきました。そこで、スタートアップの段階に必要なベーシックな部分に的を絞り、メールやチャットでの連絡やグループコンサルティングという形で料金を抑え、事業の土台を作る一番大事な時期に必要なことを身につけていただける、そんなコンサルティングサービスを作りたいと思い、それを可能にしました。また、スタートアップの段階だからこそ、色々とお一人で抱えすぎたり孤立しないためにも、グループコンサルティングという場で、切磋琢磨しあえる同業者のお仲間をぜひ作っていただきたいとも考えています」。

　まずはセミナーで、同社の実績や考え方を感じてみてほしい。今年のセミナーは2月より開催されるので、特にスタートアップのEC事業運営や、上記でお伝えしたような点で問題を感じられているEC事業者様はぜひこの機会をご利用いただきたい。

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