多品種やスタートアップ企業でも 運用に自信があるから全て請け負える

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社エスグロー MCD事業部統括部長 中村宗寛氏 株式会社エスグロー MCD事業部統括部長 中村宗寛氏

物流アウトソーシングを請け負う会社は数多くある。しかし、多品種小ロットの品揃えや小規模ECショップにも快く対応してくれる会社はそう多くはないだろう。そんな中、1SKU、1個からの依頼でも受託してくれるという稀有な総合物流会社がある。神戸の港の近くに倉庫を構える、株式会社エスグローだ。MCD事業部統括部長の中村宗寛氏にお話を伺った

他で断られた荷主様も受け入れられる物流倉庫

他で断られた荷主様も受け入れられる物流倉庫多品種小ロットを扱う整然と保管される倉庫内写真

 管理が大変な多品種小ロットの商品ラインナップは、アスクルやモノタロウといった大手の物流網の中には確かに存在している。しかし、小規模なEC事業者が利用する倉庫には嫌われがちなのが現状だ。保管と発送代行のビジネスとして、作業が単純で管理が簡単な単商材、大ロットが好まれるは無理もない。

 仕入先が多くなれば成るほど毎日たくさんの箱がさまざまなところから届くことになり、入荷して即出荷する物もある。商品の管理はデータをすべてリアルタイムで刻んでいく必要がある、多品種小ロットではそのリアルタイム性がより重要になる。紙の書類をもらって事務所で打ち込むというようなフローでは、対応は難しくなるだろう。

 当社では、大小さまざまなアイテムが揃う「無印良品」の物流をアウトソーシングで受託している経験から、多品種小ロットも含めた豊富なノウハウを基盤としている。その上で、システムを高度に使いこなしコントロールできる仕組みを築くことで、大きなロットはもちろん小規模で細かな商品群にも対応することが可能になっている。当社の荷主様で「ゆめ画材」というECサイトがあります。画材に限らず、幅広い趣味関連の商品がありアイテム数が多い。ペン1本、絵の具1色など、作業スペースを含めた100坪足らずで約12000アイテムを管理しているが、在庫誤差は一切ない。

 多品種に限らず、言ってしまえば「なんでもできる」のが当社の特徴です。荷主様とシステムの連携のさえできれば、オークションアイテムやユーズドのファッションアパレルなど、1点もののロットの管理も可能です。

自社物流の出荷指示より荷主様の負担が減る外注

 例え同じ商品を扱っていたとしても、荷主様は1社ごとに物流に求めることが違っている。それを丁寧に聞いていくとで、事務レスポンスが変わってくる。そこで当社では、事前に運用の打ち合わせをしっかりさせて頂きます。例えば生地の切り売りのような複雑な商品でも対応できるように荷主様ごとに運用を考え、「物流をアウトソーシングしたら自社での出荷指示よりも作業内容が減った」となるようお互いにメリットになるような運用を目指しています。

 それぞれの荷主様に合わせたカスタマイズで運用する事により、現場のストレスを軽減するよう配慮している。「検品をやれと言われたからやっている」というような作業フローでは、忙しい時にその大切な工程を省くようなことが起きてしまう。そうではなく「この工程を踏まないと作業が進まない」というような仕組みを構築する必要がある。ハンディターミナルを活用した検品も作業レスポンスが落ちない工夫をしている。逆にそうでなければ多品種小ロットへの対応は難しくなるのが現状です。前出の「ゆめ画材」の例では仕入先が200社以上あり、毎日何十社と入荷される。尚更このロジックとルールがしっかりしていないと、あっという間に滞ってしまう。

 物流システムには、いろいろな仕掛けが組み込まれているが、これを使いこなせていない倉庫会社が実はとても多い。一部の機能だけで品物を流す倉庫もたくさんあるります。同じWMS(管理システム)を使用していても、使う人間が使いこなせているかどうかで対応力に差が出てくる理由はここにある。

自ら出店者となることでモール機能と荷主様を理解

自ら出店者となることでモール機能と荷主様を理解荷主様と一緒に実現していきたい思いを語る中村宗寛氏

 当社はメーカーでもあるので、自社商品をECで販売しています。それにより、荷主様が何を求めているのか、そのニーズをリアルに体感することができるのです。さらに、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonの最新の機能も理解できます。荷主様であるEC事業者の気持ちを理解し共感できるのは、ほかの物流会社にはない特徴だと思います。

 そして、当社の社名にも込めている「S=スタート」して「Grow=成長する」という思いを、荷主様と一緒に実現していきたいと考えています。だからこそ、出荷件数の少ないスタートアップ企業でも積極的に受託していきたいと思っています。仕入れスペースの確保や発送業務を気にせず、荷主様には物流を気にせず「売る」ということに専念して頂きたいと思います。カスタマイズの運用になるので保管料などは個別のご相談になりますが、システム使用料は月額5,000円で1品からでも始めていただけます。自社内に商品を置いて発送スタッフを雇うくらいなら、当社の倉庫に預けていただいた方がメリットがあるのではないでしょうか。

神戸から米国・アジアへ 需要は海外にある

 お陰様でご好評いただき、業務拡大のために多品種小ロットに特化した新センターを神戸港の近くに立ち上げました。雑貨を中心に、常温の食品ももちろん賞味期限管理まで対応させていただきます。

 さらに、今後は人口が伸びているアジアなど、物流の仕組みがまだ成熟していない地域の需要に応えていきたいと考えています。すでにアメリカのAmazonに向けたFBA納品には対応してきましたが、新たにベトナムにも倉庫をオープンさせました。アメリカに限らず、荷主様の要望に応じて段階的に海外倉庫や物流網を整えていくつもりです。

 多品種小ロットの販売や越境ECを検討されている事業者様は、ぜひ神戸の新しい倉庫を見学にいらしてください。倉庫の1階では、新たにリアル店舗もオープンさせる予定です。これからも荷主様の気持ちに立った物流会社として一緒に成長していきたいと考えています。


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